みなさん、こんにちは。ドキュメンタリー写真家のT-heyです。
写真を撮ることが好きな人なら、一度は「中望遠レンズのボケ味」に魅了された経験があるのではないでしょうか?
今回は、富士フイルムのレンジファインダースタイルの名機「X-Pro2」に、フルサイズ換算約76mmの中望遠レンズ「XF50mmF2 R WR」を組み合わせ、春の柔らかな空気を映し出すポートレートや風景作例をご紹介します。
このレンズは、価格も手ごろでありながら描写力が非常に高く、ポートレート撮影に最適です。特に、「ボケを活かして被写体を引き立てたい」という方にはぴったりの選択肢となるでしょう。
撮影シーンと背景

シャッタースピード:1/5400秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | +0.7EV | PROVIA/スタンダード | WB:AUTO(R:0,B:0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 + XF50mmF2 R WR
撮影日は2018年4月。この日は温かな風に誘われて、妻とお花見スナップに出かけました。春の特有の香りが漂い、まさに撮影日和。そんな春の雰囲気を思い出しながら、撮影した桜と妻のポートレート作例を振り返ります。
XF50mmF2 R WRの特徴である「美しいボケ味と立体感」を活かし、前ボケ・後ボケを取り入れた構図を意識しました。レンズの持つ魅力を最大限に引き出す撮影テクニックも合わせてご紹介します。
使用機材の紹介

シャッタースピード:1/1900秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | +1.7EV | PROVIA/スタンダード | WB:AUTO(R:0,B:0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 + XF50mmF2 R WR
富士フイルム「X-Pro2」
X-Pro2はクラシカルなデザインながら、ハイブリッドビューファインダーを搭載し、スナップ撮影やポートレート撮影に最適なカメラです。
主な特徴
- 2430万画素 X-Trans CMOS III センサー
- ハイブリッドビューファインダー(光学 & 電子式)
- フィルムシミュレーション(クラシッククローム、ACROSなど)
- 防塵・防滴設計
- シャッター音が気持ちいい
レンジファインダーカメラ風のデザインで、撮る楽しさが格別。
XF50mmF2 R WR
XF50mmF2 R WRの特徴
- 焦点距離50mm(フルサイズ換算約76mm)
- 開放F2で柔らかいボケ味を実現
- コンパクトで軽量、スナップにも最適
- 防塵・防滴仕様
このレンズは、手軽に高画質を楽しめるコンパクトプライムシリーズのレンズです。価格も比較的手頃で、「初めての中望遠レンズ」としてもおすすめです。
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【作例】JPEG撮って出し
妻の足元を撮影

シャッタースピード:1/2700秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | ±0EV | PROVIA/スタンダード | WB:日陰(R:0,B:0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 + XF50mmF2 R WR
ホワイトバランスを「日陰」に設定し、暖かみのある色調に調整。春のぬくもりを感じる1枚に仕上がりました。
山梨県北杜市・實相寺での桜と瓦屋根

シャッタースピード:1/1900秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | +1.3EV | PROVIA/スタンダード | WB:AUTO(R:0,B:0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 + XF50mmF2 R WR
伝統的な建築と満開の桜が絶妙なコントラストを生み出しています。中望遠レンズの圧縮効果により、背景の桜と建物とのバランスが美しく整いました。
前ボケと後ボケを活かした妻のポートレート

シャッタースピード:1/60秒 | 絞り:F2.0 | ISO:500 | +1.0EV | クラシッククローム | WB:AUTO(R:0,B:0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 + XF50mmF2 R WR

シャッタースピード:1/600秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | +2.0EV | PROVIA/スタンダード | WB:AUTO(R:0,B:0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 + XF50mmF2 R WR
桜の前ボケで画面全体を淡いピンクに包み込み、後ボケを利用して被写体を引き立てました。幻想的な雰囲気のポートレートが完成。

シャッタースピード:1/60秒 | 絞り:F2.0 | ISO:400 | +1.0EV | クラシッククローム | WB:AUTO(R:0,B:0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 + XF50mmF2 R WR

シャッタースピード:1/750秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | +1.7EV | PROVIA/スタンダード | WB:AUTO(R:0,B:0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 + XF50mmF2 R WR
前ボケがないパターン。シャープさが際立つ写真も得意ですが、背景はやわらかい。
燻製屋台の煙が立ち込めるシーン

シャッタースピード:1/3800秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | +0.7EV | PROVIA/スタンダード | WB:AUTO(R:0,B:0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 + XF50mmF2 R WR(トリミング有)
スモークが漂う中、並んだベーコンやウインナーがより香ばしく見えるよう構図を工夫しました。写真から匂いまで伝わるような臨場感がポイント。
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中望遠レンズの実用性と総評

シャッタースピード:1/2700秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | +1.7EV | PROVIA/スタンダード | WB:AUTO(R:0,B:0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 + XF50mmF2 R WR
XF50mmF2 R WR は「ポートレート、スナップ、風景」のどれにも適応する万能な中望遠レンズです。
✔ このレンズが向いている人
- ポートレート撮影で美しいボケを活かしたい
- コンパクトな機材で軽快に撮影したい
- 価格を抑えつつ高画質を求めたい
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まとめ
XF50mmF2 R WR は、コンパクトでありながら高性能なレンズです。実際の作例を通して、その 「ボケ味・立体感・描写力」 をご覧いただきました。
あなたもこのレンズで、特別な1枚を撮影しませんか?



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