懐かしさを写し取る「クラシックネガ」カスタムレシピのご紹介

シャッタースピード:1/200秒 | 絞り:F1.4 | ISO:3200 | +0.7EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR 旅日記(実写レビュー)
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みなさんこんにちは、ドキュメンタリー写真家のT-heyです。

富士フイルムのフィルムシミュレーション「クラシックネガ」に惹かれ、今回「1988’s-classicnega」というカスタムレシピを作りました(昭和63年生まれなので…)。

80年代後半のノスタルジックな雰囲気を再現し、まるでタイムスリップしたかのような味わい深い写真が撮れること間違いなし! 作例も掲載していますので、ぜひご覧ください。

私は過去、各メーカーのカメラボディ約70種類、レンズ約60種類を使い比べてきましたが、機材のスペックを追い求めずに感性を磨こうと、富士フイルムの「X-T5」と「XF33mmF1.4 R LM WR」のみを残して全て売却しました(その後、厳選した機材を若干追加しています)。 当ブログでは主に富士フイルム「Xシリーズ」で撮影したJPEG撮って出しの写真作例を多数掲載しています。ぜひ、ブックマークをお願いいたします。



「クラシックネガ」カスタムレシピ

さっそく「1988’s-classicnega」の各種設定をご紹介します。

特徴としては、コントラストを抑えつつ、暖かなトーンと絶妙な彩度で懐かしさを演出する点です。以下が具体的な設定内容です。

  • ダイナミックレンジ:400%(広い階調でディテールを重視)
  • ホワイトバランス:晴れ
  • WBシフト:R+1, B-3(色味の調整でフィルムライクな暖かさを演出)
  • ハイライトトーン:-1(ハイライトを落ち着かせ、柔らかな印象を強調)
  • シャドウトーン:-2(暗部を控えめにして全体のバランスを調整)
  • カラー:+1(彩度を少し足して活き活きとした色合いに)
  • シャープネス:0
  • 高感度ノイズ低減:0
  • 明瞭度:0(変更すると撮影のレスポンスが悪くなるので0)
  • 点像復元処理:ON(レンズの性能を最大限に活用)
  • カラークローム・エフェクト:OFF
  • カラークローム ブルー:OFF
  • グレイン・エフェクト:強・大(粒子感で本物のフィルムのような仕上がり)

この設定で撮影すれば、どんなシーンでも「懐かしい」写真に仕上がります。

クラシックネガの特徴

スナップシューターに愛用されてきたネガフィルム「SUPERIA」をベースに開発。明部と暗部の色味を変えることでフィルムライクな懐かしさを感じる写真を撮影できます。家族のなにげない日常をスナップするのにおすすめ。

今回のレシピで目指したもの

「1988’s-classicnega」は、僕の幼き日々が写った家族アルバムのような質感を目指しました。↓

1988’s-classicnegaイメージ

1988’s-classicnegaの目指すイメージ

【レシピを使った作例】JPEG撮って出し

※掲載した画像は長辺2000pxにリサイズし、最高画質設定で保存したものです。閲覧環境により読み込みに時間がかかる場合がありますが、1枚1枚じっくりとご覧ください。

このレシピを使って、赤ちゃんスナップなどを撮影してみました。当たり前ですがJPEG撮って出しです。

その中でも特に印象的だったのが、おもちゃで遊ぶ娘と、レースのカーテンを背景に逆光で撮った娘の笑顔。どちらもノスタルジックな雰囲気に包まれています。

シャッタースピード:1/200秒 | 絞り:F1.4 | ISO:3200 | +0.7EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

シャッタースピード:1/200秒 | 絞り:F1.4 | ISO:3200 | +0.7EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

しっかり写るけど写りすぎていないのが富士フイルムの魅力。

シャッタースピード:1/200秒 | 絞り:F1.4 | ISO:800 | +0.3EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

シャッタースピード:1/200秒 | 絞り:F1.4 | ISO:800 | +0.3EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

愛機「X-T5」と「XF33mmF1.4 R LM WR」を組み合わせることで、被写体の細かな質感や自然なボケ感が見事に表現され、レシピの魅力を最大限に引き出してくれました。

僕の愛機「X-T5」持ってますか?

xf33mmf1.4&x-t5 iPhone 14 Pro Maxで撮影

筆者の愛機富士フィルム「X-T5」&「フジノンレンズXF33mmF1.4 R LM WR」

富士フイルム「X-T5」は、エモーショナルなフィルムシミュレーションと現代の高性能技術を兼ね備えたカメラです。携帯性やデザインの美しさも抜群。特に「XF33mmF1.4 R LM WR」との組み合わせは、ボケの美しさと解像感を両立できる最強コンビです。

もし、「1988’s-classicnega」が気に入っていただけましたら、その魅力を最大限に楽しむために、「X-T5」と「XF33mmF1.4 R LM WR」を手に取ってみてください。きっと写真を撮る楽しさがさらに広がるはずです。

まとめ

今回ご紹介した「1988’s-classicnega」は、「X-T5」を使うからこそ引き出せるレシピです。

この設定で撮影すれば、懐かしさと新鮮さが同居する特別な写真が撮れるはず。次のお出かけや日常の一コマで、ぜひこのレシピを試してみてください。

「X-T5」と一緒に、新たな写真の楽しみ方を発見してもらえると嬉しいです。

今回のレシピを街スナップで使用した作例は以下をご参照ください。






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