【全20種比較】富士フイルム「フィルムシミュレーション」紅葉編 “あなたのお好みは?”②

クラシッククローム 旅日記(実写レビュー)
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みなさんこんにちは。ドキュメンタリー写真家のT-heyです。

秋も深まり、木々も徐々に色づいてきました。

今回は人気企画フィルムシミュレーションの全比較(紅葉編)の第2弾。

赤色に色づいたシュガーメイプル(カエデ)の葉を青空と一緒に捉えた作例で、全20種類のフィルムシミュレーションを比較しました。

ぜひ、これからの行楽シーズンの参考にしていただければ幸いです。

私は過去、各メーカーのカメラボディ約70種類、レンズ約60種類を使い比べてきましたが、機材のスペックを追い求めずに腕を磨こうと、富士フイルムの「X-T5」と「XF33mmF1.4 R LM WR」のみを残して全て売却しました。
当ブログでは主に富士フイルム「Xシリーズ」で撮影した写真作例を多数掲載しています。ぜひ、ブックマークをお願いいたします。

フィルムシミュレーションとは…

富士フイルムのフィルムシミュレーションは、同社の長年にわたるフィルム開発の経験と技術を活かした、デジタルカメラ向けの画像処理機能です。

撮影意図に合わせてフォルムシミュレーションを選択することで発色やコントラストが変化。誰でも簡単にプロが撮影したような印象的な写真に仕上げることが可能です。

RAW現像の手間をかけずに「JPEG撮って出し」で作品が完成し、専用のアプリでカメラとスマホを繋げば、すぐに友達や家族、SNSで思い出を共有して楽しめます。

2024年10月現在、フィルムシミュレーションは全20種類とバリエーション豊富に用意されています。

今回の使用機材

    • X-T5


    • XF33mmF1.4 R LM WR


フィルムシミュレーションはカメラの発売時期によって現行の全20種類が搭載されていない場合があります。
今回使用した「X-T5」は、ファームウェアアップデートにより最新の「REALA ACE」まで全て使用でき、デザインもレトロなフィルムカメラ風でおしゃれなのでおすすめです。

撮影状況

シャッタースピード:1/180秒 | 絞り:F8.0 | ISO:125 | Velvia/ビビッド | WB:晴れ | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

シャッタースピード:1/180秒 | 絞り:F8.0 | ISO:125 | Velvia/ビビッド | WB:晴れ | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

↑ こちらの公園で撮影した作例を掲載します。

写真素材は「RAW」データで撮影し、富士フイルムの純正現像ソフト「FUJIFILM X RAW STUDIO」でフィルムシミュレーションを変更しました。

被写体:青空と紅葉

  • 天気:晴れ

カメラ設定

  • 露出モード:絞り優先オート(A)
  • 測光モード:マルチ
  • シャッタースピード:1/125
  • 絞り値:F8.0
  • ISO感度:ISO125
  • 露出補正:0.7
  • ダイナミックレンジ:100%
  • ホワイトバランス:日陰
  • WBシフト:R:0,B:0
  • ハイライトトーン:0
  • シャドウトーン:0
  • カラー:0
  • シャープネス:0
  • ノイズリダクション:0
  • 明瞭度:0
  • 点像復元処理:ON
  • カラークローム・エフェクト:弱
  • カラークローム・ブルー:強
  • グレイン・エフェクト:強:大
  • スムーススキン・エフェクト:OFF
  • フォーカスモード:AF-C
  • シャッター方式:MSメカニカルシャッター

作例【全20種類比較】(実質「JPEG撮って出し」)

作例は「FUJIFILM X RAW STUDIO」(PC)で現像していますが、同アプリはカメラの画像処理エンジンを使って現像する方式のため、事実上「JPEG撮って出し」の色味となります。

↓【PROVIA/スタンダード】空と紅葉

PROVIA/スタンダード

PROVIA/スタンダード

万能モード。さまざまな被写体を違和感なく捉えられる。

↓【Velvia/ビビッド】空と紅葉

Velvia/ビビッド

Velvia/ビビッド

青も赤もこってり。色が飽和しやすいのでカラークロームエフェクトをかけるのがおすすめ。

↓【ASTIA/ソフト】空と紅葉

ASTIA/ソフト

ASTIA/ソフト

こちらも使いやすい。

↓【クラシッククローム】空と紅葉

クラシッククローム

クラシッククローム

かなり印象的な空色。筆者は青空モードと呼んでいますw

↓【REALA ACE】空と紅葉

REALA ACE

REALA ACE

↓【PRO Neg. Hi】空と紅葉

PRO Neg. Hi

PRO Neg. Hi

↓【PRO Neg. Std】空と紅葉

PRO Neg. Std

PRO Neg. Std

青空は若干クラシッククロームテイストがありシアン寄り。

↓【クラシックネガ】空と紅葉

クラシックネガ

クラシックネガ

フィルム写真のような仕上がり。グレイン・エフェクトとの相性もGOOD。

↓【ノスタルジックネガ】空と紅葉

ノスタルジックネガ

ノスタルジックネガ

暖かみのある色。秋や夕方の撮影に向く印象。

↓【ETERNA/シネマ】空と紅葉

ETERNA/シネマ

ETERNA/シネマ

↓【ETERNA ブリーチバイパス】空と紅葉

ETERNA ブリーチバイパス

ETERNA ブリーチバイパス

↓【ACROS】空と紅葉

ACROS

ACROS

↓【ACROS+Yeフィルター】空と紅葉

ACROS+Yeフィルター

ACROS+Yeフィルター

↓【ACROS+Rフィルター】空と紅葉

ACROS+Rフィルター

ACROS+Rフィルター

↓【ACROS+Gフィルター】空と紅葉

ACROS+Gフィルター

ACROS+Gフィルター

↓【モノクロ】空と紅葉

モノクロ

モノクロ

↓【モノクロ+Yeフィルター】空と紅葉

モノクロ+Yeフィルター

モノクロ+Yeフィルター

↓【モノクロ+Rフィルター】空と紅葉

モノクロ+Rフィルター

モノクロ+Rフィルター

↓【モノクロ+Gフィルター】空と紅葉

モノクロ+Gフィルター

モノクロ+Gフィルター

↓【セピア】空と紅葉

セピア

セピア

まとめ

今回は青空と紅葉の写真で全20種類のフィルムシミュレーションを比較しましたがお好みのフィルムは見つかりましたか?

やはり空が入ると「クラシッククローム」がいい仕事をしてくれると感じました。

粒状感もプラスしてあるので、よりレトロな写真に仕上がったと思います。

次回はフィルムシミュレーション比較【紅葉編】の最終回。地面に広がる落ち葉と緑の草を撮影して仕上がりを比較しました。

ぜひご覧ください。

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