Nikon Zf レビュー|レトロデザインの魅力と実力を徹底解説(X-T5&OM-3とも比較)

露出補正:-3.3EV | ISO:100 | WB:カスタム | カラーモード:ニュートラル | シャッタースピード:1/160秒 | 絞り:F2.8 | Fill Light:0 | 使用機材:SIGMA fp + 90mm F2.8 DG DN よもやま話
※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。

レトロデザインのデジカメが好きな人へ

みなさん、こんにちは。ドキュメンタリー写真家のT-heyです。

近年、クラシカルなフィルムカメラ風デザインのミラーレス一眼が人気を集めています。

僕も愛用している富士フイルム「X-T5」やOM SYSTEM「OM-3」のように、所有するだけで満足感を得られるカメラは、撮影のモチベーションも上げてくれるものです。

そんな中、僕のコレクションにNikon Zf + 40mm f/2 レンズキットが加わりました。キャッシュバックキャンペーンのおかげで、実質24万7,000円で購入できたのは驚き。

果たしてその実力は? 他機種との比較を交えながら、Nikon Zfの魅力を深掘りしていきます。

Nikon Zf 開封&外観レビュー|所有欲を満たすデザイン

露出補正:-1.7EV | ISO:640 | WB:カスタム | カラーモード:ニュートラル | シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.8 | Fill Light:0 | 使用機材:SIGMA fp + 90mm F2.8 DG DN

露出補正:-1.7EV | ISO:640 | WB:カスタム | カラーモード:ニュートラル | シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.8 | Fill Light:0 | 使用機材:SIGMA fp + 90mm F2.8 DG DN

軍幹部ダイヤルの魅力

開封してまず目を引くのが、トッププレートに並ぶクラシカルなダイヤル。

特に、シャッタースピード・ISO感度・露出補正ダイヤルは、細部のデザインまで作り込まれています。

富士フイルム「X-T5」以上にデザイン性が高く、所有欲を刺激します。文字が青や赤でペイントされているのがなんともレトロでたまりません。

一方、OM-3の軍幹部はシンプルすぎる印象。視認性やデザイン面ではZfの方が好みでした。

グリップ感とサイズ感

露出補正:-0.7EV | ISO:2000 | WB:カスタム | カラーモード:ニュートラル | シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.8 | Fill Light:0 | 使用機材:SIGMA fp + 90mm F2.8 DG DN

露出補正:-0.7EV | ISO:2000 | WB:カスタム | カラーモード:ニュートラル | シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.8 | Fill Light:0 | 使用機材:SIGMA fp + 90mm F2.8 DG DN

Zfはフルサイズセンサー搭載ゆえの重量感があります。ほぼグリップレスのデザインのため、長時間持つと負担を感じることも。その点、OM-3はマイクロフォーサーズなので圧倒的に軽く、持ち出しやすさは上。

X-T5は浅めのグリップが付いているため持ちやすいのですが、長時間の撮影では中指の爪に負担がかかります。

レトロデザインのカメラは総じてグリップしにくいため、ストラップを活用しながら使うのが前提になりそうです。僕はエクステンショングリップをつけない派です。

絞り:F2.0 | シャッタースピード:1/50秒 | 露出補正:-1.3EV | ISO:160 | WB:オート1 | ピクチャーコントロール:オート | 使用機材:Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2(SE)

絞り:F2.0 | シャッタースピード:1/50秒 | 露出補正:-1.3EV | ISO:160 | WB:オート1 | ピクチャーコントロール:オート | 使用機材:Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2(SE)

Nikon ZfのAF性能をチェック|瞳AFの精度は?

AFトラッキング性能

ZfのAF性能はかなり優秀で、動体撮影にも強いと感じました。

AFの実力は「Zf > X-T5 > OM-3」という印象。

ただし、Zfの瞳AFは前髪にピントが持っていかれることがあるのが惜しいポイント。「X-T5」も同様の問題を抱えていましたが、2024年6月のファームウェアアップデート(Ver4.00)で改善されたため、今後のZfのアップデートにも期待したいところ。

低照度AFの実力

薄暗い部屋でのAF精度を試したところ、Zfは砂壁のようなコントラストのない被写体でもしっかり合焦できました。

暗所撮影では「Zf > X-T5 > OM-3」の順で強いと感じました。

高感度耐性・シャッターフィーリング・ファインダー

絞り:F2.0 | シャッタースピード:1/50秒 | 露出補正:-0.7EV | ISO:220 | WB:オート1 | ピクチャーコントロール:オート | 使用機材:Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2(SE)

絞り:F2.0 | シャッタースピード:1/50秒 | 露出補正:-0.7EV | ISO:220 | WB:オート1 | ピクチャーコントロール:オート | 使用機材:Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2(SE)

高感度耐性

センサーサイズに準じた結果ですが、Zf > X-T5 > OM-3の順でノイズ耐性が高いです。

2450万画素のフルサイズセンサーは、ISO感度を上げてもディテールが残りやすく、暗所撮影の強みを発揮します。

シャッター音の質感

シャッター音は静かで上品な印象。

X-T5のシャッター音が個人的に理想的ですが、Zfも心地よいフィーリングでした。OM-3はやや高音寄りで、好みが分かれそうです。

ファインダーの見やすさ

ZfのEVFは、X-T5とほぼ同じレベルの大きさで視認性が良好。OM-3に比べて見やすい印象を受けました。

操作性|ダイヤルの硬さと液晶モニターの仕様

露出補正:±0EV | ISO:2500 | WB:カスタム | カラーモード:ニュートラル | シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.8 | Fill Light:0 | 使用機材:SIGMA fp + 90mm F2.8 DG DN

露出補正:±0EV | ISO:2500 | WB:カスタム | カラーモード:ニュートラル | シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.8 | Fill Light:0 | 使用機材:SIGMA fp + 90mm F2.8 DG DN

露出補正ダイヤルの操作感

Zfはダイヤル類が全体的に硬めです。僕はシャッターボタン下のサブコマンドダイヤルを露出補正に割り当てているのですが、力を入れて回す必要があり、もう少しスムーズだと良いと感じました。X-T5は回しやすいです。

ただし、真鍮製のダイヤルは使い込むほど地金が見えてくるのが魅力。経年変化を楽しめる仕様なのは大きなポイントです。

液晶モニターの仕様

個人的にはチルト式液晶が好みなので、Zfのバリアングル液晶はやや残念。

富士フイルムのチルト式が理想的ですが、究極はSONYの4軸マルチアングル液晶でしょう。

Nikon Zfのデメリット|バッテリー蓋の使いにくさ

バッテリー蓋の開閉問題

画力とはまったく関係のない部分ですが、操作性の面で気になる箇所が。

Zfのバッテリー蓋にはロックを解除すると自動で跳ね上がるためのバネが入っていないため、開けにくいのが難点。

これはファームウェアでは修正できないため、Zfの唯一の欠点と言えるかもしれません。

以前、Nikon機を使っていたときの違和感を思い出しましたが、今後の後継機では改善を期待したいところです。

まとめ|Nikon Zfは買いか?

露出補正:-3.3EV | ISO:100 | WB:カスタム | カラーモード:ニュートラル | シャッタースピード:1/160秒 | 絞り:F2.8 | Fill Light:0 | 使用機材:SIGMA fp + 90mm F2.8 DG DN

露出補正:-3.3EV | ISO:100 | WB:カスタム | カラーモード:ニュートラル | シャッタースピード:1/160秒 | 絞り:F2.8 | Fill Light:0 | 使用機材:SIGMA fp + 90mm F2.8 DG DN

Nikon Zfはレトロデザインのカメラが好きな人にとって、所有欲を満たしてくれる一台になると感じました。

デザイン・画質・AF性能ともに高水準で、クラシカルな見た目と最新技術を両立させたカメラとして魅力的。

特に、キャッシュバックキャンペーン中のいまなら、25万円前後で購入可能というのは大きなメリット。

「フィルムカメラライクなフルサイズミラーレスを探している人」には、ぜひおすすめしたい一台です。

購入リンク・キャンペーン情報

絞り:F2.0 | シャッタースピード:1/50秒 | 露出補正:-0.7EV | ISO:140 | WB:オート1 | ピクチャーコントロール:モノクローム | 使用機材:Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2(SE)

絞り:F2.0 | シャッタースピード:1/50秒 | 露出補正:-0.7EV | ISO:140 | WB:オート1 | ピクチャーコントロール:モノクローム | 使用機材:Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2(SE)

現在、Nikonのキャッシュバックキャンペーン実施中!

Zfをお得に購入できるチャンスなので、気になる方は今のうちにチェックしてみてください。

撮影の楽しみが広がるZf、ぜひ手に取ってみてください!

個人的には究極のレトロデザインカメラは富士フイルム「X-T5」。

デザインと性能が高次元で調和し、絶妙なバランスを実現しています。

今回ご紹介した3機種の違いを体感してみたい方は、レンタルで試すのもおすすめです↓

約2,500種類以上の撮影機材をレンタルし放題のサブスク【GOOPASS】



【作例39枚】レトロカメラ「Nikon Df」と35mmで名古屋散策
名古屋市科学館の展示物や名古屋市内のストリートスナップをNikon Dfと35mm単焦点レンズで撮影。描写力やレンズの特性を活かした作例を通して、カメラの魅力をレビューします。
【作例23枚】AI AF Zoom-Nikkor 24-85mm f/2.8-4|18-35mm f/3.5-4.5D IF-ED
昭和レトロなラーメン屋から、緑豊かな自然まで、Nikon D850とAI AF Zoom-Nikkorレンズで撮影した写真の数々をご紹介。高画質で捉えた風景や人物、そしてカメラの性能を最大限に引き出した作例を、ぜひご覧ください。
【作例26枚】Nikon D750と24-120mmレンズの実力を徹底レビュー|長野・富士見町で見つけた美景
Nikon D750とAF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VRを使い、長野県諏訪郡富士見町で撮影した作例を紹介。川、桜、神社、花などの多彩な被写体を通じて、標準ズームレンズの魅力と性能を徹底解説します!
【作例20枚】Nikon D850で長野・差切峡を撮る
長野県の自然公園・差切峡でNikon D850を使って渓流や緑の風景を撮影した作例を紹介します。
【最高のカメラ】FUJIFILM「X-T5」を発売日から使い続けている理由
今回は富士フイルムの大人気ミラーレスカメラ「X-T5」を発売日に購入して約2年間使用してきた筆者が、スチルフォトグラファーに向けて良いところ・悪いところを解説します。
富士フイルムのフィルムシミュレーション徹底解説! 全種類の特徴と作例でわかる選び方
富士フイルムのフィルムシミュレーション全種類を徹底解説!PROVIA、Velvia、クラシッククローム、クラシックネガ、ノスタルジックネガなど、用途別に特徴と作例を紹介。写真好き必見の選び方ガイド!
【作例43枚】OM SYSTEM OM-3 実写レビュー|クラシカルなデザインの魅力と実力を検証
OM SYSTEM OM-3がついに発売!フィルムカメラのようなクラシカルなデザインに惹かれて即予約。スナップ撮影をしながら感じた使用感や機能性、作例を交えて徹底レビュー。購入を検討している方はぜひ参考に。
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました