みなさん、こんにちは。ドキュメンタリー写真家のT-heyです。
SIGMA fpは、コンパクトなフルサイズミラーレスカメラでありながら、豊富なカラーモードを搭載。
撮影時やRAW現像で写真の雰囲気を自由に変え、多彩な表現を楽しめます。
しかし、カラーモードが多すぎて「どれを使えばいいのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか?
本記事では、SIGMA fpの全カラーモード(13種類)、デュオトーン(10種類)、モノクローム、カラーモード切の合計25パターンを同一画像で比較してみました。
購入を検討している方や、SIGMA fpの色味の違いを詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください!
使用機材・RAW現像ソフト
今回の撮影・現像には以下の機材とソフトを使用しました。
- カメラ:SIGMA fp
- レンズ:45mm F2.8 DG DN
- RAW現像ソフト:「SIGMA PhotoPro6」
SIGMA純正のRAW現像ソフト「SIGMA PhotoPro6」を使用することで、カメラ内のカラープロファイルを忠実に反映した仕上がりになります。
SIGMA fpのカラーモード&デュオトーン一覧
カラーモード(13種類)
SIGMA fpには、撮影時やRAW現像時に適用できる13種類のカラーモードが用意されています。
- スタンダード:色のバランスが取れた、汎用的なカラーモード。
- ビビッド:鮮やかな色と強めのコントラスト。風景やポップな写真に最適。
- ニュートラル:シャドーが柔らかめで、自然な発色。
- ポートレート:肌の色を美しく、柔らかく再現するモード。シャドーが明るめ。
- 風景:風景写真向けに最適化されたモード。ビビッドより少し色が薄め。
- シネマ:映画のような淡い色合いで、シネマティックな雰囲気を演出。
- ウォームゴールド:温かみと懐かしさを演出できる。
- ティール&オレンジ:シネマ風の個性が強い色調。植物が一瞬で枯れます。
- サンセットレッド:夕焼けのような赤を強調する独特の色味。
- フォレストグリーン:緑を深く美しく表現するモード。
- パウダーブルー:画面全体が水色っぽくなり、さわやかに写る。
- FOVクラシックブルー:青色が深く美しい。
- FOVクラシックイエロー:暖かみのあるフィルムライクなカラー。
デュオトーン(10種類)
デュオトーンは、2色のみで写真を表現するカラーモードです。アート作品や印象的な表現に向いています。
- デュオトーン R1
- デュオトーン OR1
- デュオトーン YE1
- デュオトーン YG1
- デュオトーン G1
- デュオトーン G2
- デュオトーン B1
- デュオトーン B2
- デュオトーン P1
- デュオトーン M1
その他
- モノクローム(白黒写真として表現するモード)
- カラーモード:切(カラーモード適用なし)
【比較作例】カラーモード&デュオトーン別
ここからは、実際の作例を比較しながら、それぞれのカラーモードの違いを詳しく解説します。
【作例】カラーモード13種類
- カラーモード:スタンダード
- カラーモード:ビビッド
- カラーモード:ニュートラル
- カラーモード:ポートレート
- カラーモード:風景
- カラーモード:シネマ
- カラーモード:ウォームゴールド
- カラーモード:ティールアンドオレンジ
- カラーモード:サンセットレッド
- カラーモード:フォレストグリーン
- カラーモード:パウダーブルー
- カラーモード:FOVクラシックブルー
- カラーモード:FOVクラシックイエロー
各カラーモードの雑感
- ウォームゴールド、ティールアンドオレンジ、パウダーブルーの空色はシアン系で特徴的。
- ティールアンドオレンジ、サンセットレッドは緑の葉の色が赤み掛かるので、使い所は限定されそう。
- FOVクラシックイエローは、スタンダードな色味の中にノスタルジックな雰囲気も併せ持ち、一番好みかも。
【作例】デュオトーン10種類
- カラーモード:デュオトーンR1
- カラーモード:デュオトーンOR1
- カラーモード:デュオトーンYE1
- カラーモード:デュオトーンYG1
- カラーモード:デュオトーンG1
- カラーモード:デュオトーンG2
- カラーモード:デュオトーンB1
- カラーモード:デュオトーンB2
- カラーモード:デュオトーンP1
- カラーモード:デュオトーンM1
ジャズアルバムのジャケット↓のような色味を再現できますね。
【作例】モノクローム & カラーモード:切
- カラーモード:モノクローム
- カラーモード:切
モノクロームはシャドーが引き締まっていますが、空のグラデーションは美しく再現されていました。
まとめ:どのカラーモードがオススメ?
シーン別おすすめカラーモード
シーン | おすすめカラーモード |
---|---|
汎用的な撮影 | スタンダード、ビビッド、ニュートラル、風景 |
風景写真 | 風景、フォレストグリーン、サンセットレッド、FOVクラシックブルー |
ポートレート | ポートレート |
シネマティックな表現 | シネマ、ティールアンドオレンジ |
フィルムライクな雰囲気 | FOVクラシックブルー・イエロー、ウォームゴールド、パウダーブルー |
印象的なアート作品 | デュオトーンシリーズ |
自分の作風や撮影シーンに応じて、最適なカラーモードを選びましょう!
おわりに
SIGMA fpのカラーモードとデュオトーンは、撮影後の表現の幅を広げる魅力的な機能です。
本記事の作例を参考に、自分に合ったモードを見つけてみてください。
今後もSIGMA fpの活用記事を更新予定ですので、お楽しみに!





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