【作例71枚】富士フイルム「クラシックネガ」カスタムで巡る 冬のJR下諏訪駅周辺散策

シャッタースピード:1/13000秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | +1.0EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR 旅日記(実写レビュー)
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みなさんこんにちは、ドキュメンタリー写真家のT-heyです。

富士フイルムの人気フィルムシミュレーション「クラシックネガ」。その独特の色味とフィルムらしい雰囲気は、多くの写真愛好家を魅了しています。

今回は、僕が愛用する富士フイルム「X-T5」と「XF33mmF1.4 R LM WR」、そしてオリジナルのカスタムレシピ「1988’s-classicnega」を使用して、長野県JR下諏訪駅周辺を散策しながらスナップを楽しんできました。

この記事では、散策の中で感じた冬の美しさ、フィルムシミュレーションの楽しさをJPEG撮って出しの作例を交えてお伝えしながら、富士フイルムの魅力を深掘りしていきます。

私は過去、各メーカーのカメラボディ約70種類、レンズ約60種類を使い比べてきましたが、機材のスペックを追い求めずに感性を磨こうと、富士フイルムの「X-T5」と「XF33mmF1.4 R LM WR」のみを残して全て売却しました(その後、厳選した機材を若干追加しています)。 当ブログでは主に富士フイルム「Xシリーズ」で撮影したJPEG撮って出しの写真作例を多数掲載しています。ぜひ、ブックマークをお願いいたします。



散策スタート:下諏訪駅周辺でクラシックネガが映える

※掲載した画像は長辺2000pxにリサイズし、最高画質設定で保存したものです。閲覧環境により読み込みに時間がかかる場合がありますが、1枚1枚じっくりとご覧ください。

シャッタースピード:1/13000秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | +1.0EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

シャッタースピード:1/13000秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | +1.0EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

JR下諏訪駅に到着したのは午後3時半頃。夕日が駅前の商店街を美しく照らし始める時間帯です。この時間の光は「クラシックネガ」のエモい色味を引き出してくれる絶好のタイミング。商店街の飲食店の看板や入口扉をフィルムライクに撮影しました。

おしゃれな外観の飲食店が点在しています。

シャッタースピード:1/1500秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | -1.0EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

シャッタースピード:1/1500秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | -1.0EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

この看板のようにレトロでありながら洗練された雰囲気を感じられる被写体が好きです。

特に、リノベーションされた飲食店の看板や扉の木目に注目してみると、「クラシックネガ」の質感豊かな描写が一層際立ちます。ノスタルジックな雰囲気を楽しみたい方には、この設定がぴったりです。

冬の寒さを表現するカスタムレシピ

シャッタースピード:1/4400秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | +0.7EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

シャッタースピード:1/4400秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | +0.7EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

商店街を歩いていると、建物の影が徐々に長くなり、日陰が広がってきました。今回のカスタムレシピでは、ホワイトバランスを「晴れ」に設定しているので、日陰部分が青白く写ります。この色味が冬の寒さをリアルに表現してくれました。

日陰で撮る場合も、あえてWBを変更せずに「晴れ」に固定することで、季節感やその場の雰囲気を強調する効果があります。このようなフィルムで撮影しているような体験が、スナップの楽しさをさらに広げてくれますね。

娘との思い出:御柱祭の顔出しパネルでの一コマ

シャッタースピード:1/5800秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | -0.3EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

シャッタースピード:1/5800秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | -0.3EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

JR下諏訪駅。街の歴史を感じさせる造りです。

シャッタースピード:1/1100秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | -0.3EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

シャッタースピード:1/1100秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | -0.3EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

ホームを見守る「万治の石仏」。

シャッタースピード:1/280秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | ±0EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

シャッタースピード:1/280秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | ±0EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

下諏訪駅内には、天下の大祭「御柱祭」の顔出しパネルがありました。娘を抱いていた妻に合図を送り、撮影に挑戦。顔を出した瞬間、0歳の娘がニコッと笑顔を向けてくれました。

こうした人物写真でも「クラシックネガ」は活躍します。彩度が抑えられつつも肌の質感をやさしく表現してくれるので、大切な瞬間をナチュラルに残すことができます。

冷えた体を温める一杯のコーヒー

撮影後は、商店街の一角にある小さなコーヒー店に立ち寄りました。店内は白熱電球系の暖かな照明で包まれていて、「クラシックネガ」の落ち着いた色味が引き立つ空間でした。

やわらかく広がる光が暖かさを感じさせてくれます。

シャッタースピード:1/480秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | -2.3EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

シャッタースピード:1/480秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | -2.3EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

特に、オレンジ色の光が映えるシーンでは、レシピの特徴であるフィルムらしい柔らかなトーンが感じられました。

シャッタースピード:1/200秒 | 絞り:F1.4 | ISO:640 | ±0EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

シャッタースピード:1/200秒 | 絞り:F1.4 | ISO:640 | ±0EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

コーヒーを撮影したテーブルショットでは、背景のボケ感も非常に美しく、「XF33mmF1.4 R LM WR」の明るさが存分に活きていました。

そのほかの作例ギャラリー

シャッタースピード:1/4700秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | +0.7EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

シャッタースピード:1/4700秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | +0.7EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

シャッタースピード:1/250秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | +0.3EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

シャッタースピード:1/250秒 | 絞り:F1.4 | ISO:500 | +0.3EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

シャッタースピード:1/56秒 | 絞り:F1.4 | ISO:12800 | +0.3EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

シャッタースピード:1/56秒 | 絞り:F1.4 | ISO:12800 | +0.3EV | クラシックネガ | WB:晴れ(R:+1,B:-3) | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR

使用したカメラとレンズの魅力

xf33mmf1.4&x-t5 iPhone 14 Pro Maxで撮影

筆者の愛機富士フィルム「X-T5」&「フジノンレンズXF33mmF1.4 R LM WR」

今回使用したのは、僕の愛機の富士フイルム「X-T5」と「XF33mmF1.4 R LM WR」。特に以下の点でおすすめです。

  • X-T5の魅力

    ・クラシカルなデザインと直感的なダイヤル操作
    ・多彩なフィルムシミュレーション(全20種類)搭載
    ・バッテリーもちがよい(Xシリーズで最も優れる約740枚)

  • XF33mmF1.4 R LM WRの魅力

    ・開放F1.4による柔らかなボケ
    ・近接に強い(最短撮影距離約30cm)
    ・金属鏡筒で質感が高い

これらの機材があれば、初心者でもプロ顔負けの写真が撮れること間違いなし!

「クラシックネガ」カスタムレシピの詳細設定

最後に僕のオリジナルレシピ「1988’s-classicnega」の各種設定をシェアします。

特徴としては、コントラストを抑えつつ、暖かなトーンと絶妙な彩度で懐かしさを演出する点です。以下が具体的な設定内容です。

  • ダイナミックレンジ:400%(広い階調でディテールを重視)
  • ホワイトバランス:晴れ
  • WBシフト:R+1, B-3(色味の調整でフィルムライクな暖かさを演出)
  • ハイライトトーン:-1(ハイライトを落ち着かせ、柔らかな印象を強調)
  • シャドウトーン:-2(暗部を控えめにして全体のバランスを調整)
  • カラー:+1(彩度を少し足して活き活きとした色合いに)
  • シャープネス:0
  • 高感度ノイズ低減:0
  • 明瞭度:0(変更すると撮影のレスポンスが悪くなるので0)
  • 点像復元処理:ON(レンズの性能を最大限に活用)
  • カラークローム・エフェクト:OFF
  • カラークローム ブルー:OFF
  • グレイン・エフェクト:強・大(粒子感で本物のフィルムのような仕上がり)

この設定で撮影すれば、どんなシーンでも「懐かしい」写真に仕上がります。
ぜひあなたもフィルムのような描写を楽しんでみてください。

まとめ

下諏訪駅周辺の散策を通じて、フィルムシミュレーション「クラシックネガ」とカスタムレシピの魅力を存分に楽しむことができました。富士フイルム「X-T5」と「XF33mmF1.4 R LM WR」の組み合わせは、日常の何気ない風景をドラマチックに切り取るのに最適です。

次の休日には、ぜひこれらのカメラを片手に今回ご紹介したレシピで撮影散策を楽しんでみてはいかがでしょうか?






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