みなさんこんにちは、ドキュメンタリー写真家のT-heyです。
今回は「富士フイルムの中の人に届け」シリーズ。熱烈ユーザーだからこそ感じる富士フイルムの残念な点を語ります。
私は過去、各メーカーのカメラボディ約70種類、レンズ約60種類を使い比べてきましたが、機材のスペックを追い求めずに感性を磨こうと、富士フイルムの「X-T5」と「XF33mmF1.4 R LM WR」のみを残して全て売却しました(沼からなんとか這い出しました)。
当ブログでは主に富士フイルム「Xシリーズ」で撮影した「JPEG撮って出し」の写真作例を中心に掲載しています。ぜひ、ブックマークをお願いいたします。
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フジはレンズ周辺光量補正をOFFにできない
フィルムライクな写真表現で定評のある富士フイルムのカメラ。全20種類の多彩なフィルムシミュレーションとレトロなデザインで愛用者の多いXシリーズや中判の大型センサーを搭載した玄人向けカメラGFXシリーズなどをラインナップし、人気を集めています。
しかし、富士フイルムのミラーレスカメラにも少し気になる点があります。それが純正のAFレンズで「レンズ周辺光量補正をOFFにできない」という仕様です。
今回はその理由を考察し、さらに富士フイルムの可能性について提案していきます。
周辺光量補正をOFFにできない理由とその影響
- 仕様の背景を考察
富士フイルムは、カメラとレンズを一体のシステムとして考えており、設計段階で理想的な画質を追求しています。レンズ補正を自動的に適用することで、歪みや光量の不均一を排除し、品質を担保していると思われます。
ライカMマウントレンズをXマウントカメラに装着できる純正の「FUJIFILM M MOUNT ADAPTER」経由であれば周辺減光補正をOFFにできるのですが…。 - なぜフィルムライクな表現には重要なのか
フィルムカメラ時代の多くのレンズは周辺光量が落ちる特徴があり、それが独特の味を生み出していました。補正が強制されると、フィルムライクな表現が損なわれると感じることもあります。
キヤノン、ソニー、ニコンでは可能な設定
- 他メーカーとの比較
キヤノンやソニー、ニコンは、ユーザーが周辺光量補正をON/OFFできる自由度を提供しています。この機能により、より個性的な表現が可能になります。 - なぜ富士フイルムも対応すべきか
富士フイルムの主力機能である「フィルムシミュレーション」の魅力をさらに高めるためにも、この自由度が必要だと思います。
改善の提案:富士フイルムの未来へ
- ファームウェアアップデートへの期待
周辺光量補正のON/OFFを選択できる機能をファームウェアアップデートで追加するだけで、表現の幅が広がり、さらに多くの写真愛好家に支持されるカメラになるはずです。 - ユーザーの声を反映した進化
富士フイルムはユーザーとの対話を大切にする企業だと信じています。このような機能が追加されれば、さらなる支持を得られますよ。
それでもやっぱり富士フイルムが好き
- X-T5の魅力に戻る
周辺光量補正が固定であっても、富士フイルムのフィルムシミュレーションやデザイン、使い心地は他に代えがたいものです。 - 「撮る楽しさ」を教えてくれるカメラ
富士フイルムはその直感的な操作体系により、写真を撮るプロセスそのものを楽しめるカメラであり、僕の愛機「X-T5」はその象徴です。
富士フイルム「X-T5」の魅力
- レトロなデザイン
昔のフィルムカメラ風のデザインは服のコーディネイトとも相性も抜群。持ち出す機会が増えます。 - 直感的な操作性
軍幹部のダイヤルをカチカチ回しながらアナログ感覚で操作できる設計が撮影の楽しさを増大させてくれます。 - 全部入りのボディ
「X-T5」は必要な機能・性能が詰まった僕のメイン機。あとは周辺光量補正のON/OFF機能とレンズ交換時にシャッター幕を閉じる仕様が追加されれば完璧です。
まとめ:富士フイルムでフィルムライクな写真を撮ろう
富士フイルムのレンズ周辺光量補正に関する仕様には改善の余地があるかもしれません。しかし、それを補って余りある魅力が富士フイルムのカメラ、特に「X-T5」には詰まっています。
みなさんもフィルムシミュレーションで遊びながら、フィルムライクな写真撮影をぜひ楽しんでください。
それではまた〜。
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