皆さんこんにちは、ドキュメンタリー写真家のT-heyです。
昨今、若者の間でフィルムカメラやエモい写真が撮れるオールドコンデジが人気を集めています。富士フイルムやニコンからは、レトロでクラシックデザインのカメラが発売され、多くの愛好家に愛されています。
今回はカメラ初心者の方やおしゃれなカメラを探しているカメラ女子に向けてレトロデザインのデジタルカメラおすすめ7選をご紹介します。それぞれの機種と一緒に合わせて購入したいおすすめレンズもご紹介しますので、カメラ選びの参考にしてみてください。
富士フイルム「X-T5」
クラシックなデザインと最新機能がふんだんに詰まった富士フイルムの大人気ミラーレスカメラ。
- 最新の画像処理エンジン「X-Processor5」を搭載し、高画質と高速オートフォーカスなどを実現。
- 約4020万画素のセンサーを搭載し、解像感が高くトリミングにも強い。
- 「フィルムシミュレーション」を全20種類搭載し、レトロな写りが楽しめる。特に「クラシックネガ」がエモい。
- バッテリーが長持ちで、約740枚とたくさん撮れる。
- 防塵・防滴・耐低温設計で、屋外での撮影も安心。
- デザインが優れている分、グリップが浅く少し持ちにくい。対策として、手が大きめの人は別売りのハンドグリップ「MHG-XT5」を使おう。ただし、おしゃれは我慢も必要ww
- 標準単焦点レンズ「XF33mmF1.4 R LM WR」
人間が注視しているときの画角に近いとされるフルサイズ換算約50mmの単焦点レンズ。
ボディとのバランスがよく、F1.4の明るさで背景を大きくぼかした写真も撮影できる。
フィルムシミュレーションの「クラシックネガ」などと合わせれば、フィルムカメラで撮影したような仕上がりに。
防塵防滴対応(WR)のレンズで、砂埃や水滴がつくような環境でも安心して使える。
富士フイルム「X-T50」
「X-T5」の下位機種でありながらほぼ同等の画質と性能を実現したコスパ最強モデル。
- 上位機種の「X-T5」と同様のセンサー、画像処理エンジンを搭載。
- フラッシュ内臓で暗いシーンでも被写体を浮き上がらせて撮影できる。
- フィルムシミュレーションの専用ダイヤル操作で、直感的に写真の風合いを変更可能。
- 上位機種とほぼ同等の性能なのに安い(コスパがよい)。
- 約438gと軽量(バッテリー・メモリーカード含む)。
- 防塵・防滴設計ではないので、雨の日などは注意が必要。
- 「XF35mmF2 R WR」
重量170gというコンパクト設計ながら、F値2の明るさと防塵・防滴・耐低温構造を合わせ持つ本格派。フルサイズ換算53mmとなるクセのない写りが魅力で、「X-T50」との相性も抜群。
富士フイルム「X-Pro3」
こちらはすでに生産終了モデルだが、デザインがクールすぎるので掲載しておく。中古で狙おう。
- レンジファインダースタイルのクラシックデザインが、フジXシリーズの中でもトップクラスにかっこいい。
- 上品なシャッター音。
- フィルムカメラでの撮影を擬似体験できるよう背面の液晶モニターを隠したデザイン。
- 好みに応じて選べる本体カラー(通常のブラックの他、傷に強い特殊な加工が施されたDRブラックとDRシルバー)。全部所有していたがDRブラックが渋くていい!
- 素通しの光学ファインダーとEVFのハイブリット仕様。
- 手ぶれ補正が内臓されていないため、低速シャッターでは注意が必要。明るい単焦点レンズとの組み合わせで対応しよう。
- 「XF35mmF1.4 R」
軽量でデザインもレトロな「XF35mmF1.4 R」。多くのXユーザーに評価されているレンズだ。
富士フイルムXマウントレンズの中で最初期から販売されており、その画質のクオリティとクラシックなデザインから「神レンズ」とも。
AF速度が遅めなどの欠点もあるが、独特の描写力や雰囲気でこれらの欠点を補完できるほど魅力が詰まっている。
富士フイルム「X100VI」
レンズ固定式のいわゆる高級コンデジ。デザインとコンパクトさのバランスがピカイチ。
- ドイツの超高級カメラメーカー「Leica」のM型と呼ばれるシリーズによく似たかわいらしいデザインが特徴。
- 固定式単焦点レンズによる高画質。
- X100シリーズでボディ内手ブレ補正を初搭載。でも、コンパクトさはそのまま。
- アドバンスド・ハイブリットビューファインダーでEVFとOVFが切り替えられる。
- レンズ固定式だがクロップ機能や別売のワイコンやテレコンを使って複数の画角が楽しめる。
- レンズ固定式のため、レンズを付け替えられない。しかし、別売りのコンバージョンレンズを使えば広角あるいは望遠寄りに画角を変更できる。クロップ機能も活用すればさらに表現の幅が広がるので問題ない。
Nikon「Zf」
Nikon Zマウントのレトロデザインカメラ。高品質な外観とビルドクオリティが際立つ機体。
- フルサイズセンサーのなめらかな階調と広いダイナミックレンジ。
- 真鍮製のダイヤルと高級感のある質感。
- 高性能な被写体認識AFで、画面に小さく写った人物にもピント合わせが可能。
- 専用レバーで瞬時にモノクロームに切り替え可能(個性的な3モードを搭載)。
- 画素数が2450万画素といい塩梅で、暗所での画質がよい。暗い場所や逆光でのAF性能も抜群。
- 約710g(バッテリー、メモリーカード含む)と若干重め。同等のデザインで、より軽量・安価なZfcも選択肢に入れよう。
- NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
往年のニッコールマニュアルレンズのデザインを再現したレンズ。
クラシックデザインの「Zf」との調和が素晴らしく、ボケ味もやわらかい。
Nikon「Zfc」
Zfの軽量コンパクト版。カジュアルに持ち出したい人におすすめ。
- フィルムで撮影したような色味などを再現できるクリエイティブピクチャーコントロールを搭載。全20種類から選べて独創的な作品づくりが可能。
- 暗所性能が高い。常用ISO感度が100~51200と幅広く、暗い場所での撮影においてもノイズレスな写真に。
- ボディカラーはブラックだけでなく、よりレトロ感の強いシルバーもラインナップ。
- 重量445g(バッテリー、メモリーカード込)と、軽量で毎日持ち歩いて思い出を残せる。
- グリップレス設計のため、よりフィルムカメラに近い外観で愛着が湧く。ホールド感を高めたい場合はエクステンショングリップ「Z fc-GR1」を活用しよう。
- ボディ内手ぶれ補正非搭載のためオールドレンズ遊びなどをする際は注意。手ぶれ補正内蔵のズームレンズを使えば問題ない。
- NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
「Zfc」のデザインにベストマッチする約160gの小型設計。Zfcにマウントすれば標準レンズに近い画角が楽しめ、センサーから約19cmまで寄れるので料理や花の写真も快適に写せる。
Leica「M11-P」
いわずと知れたドイツの最高級カメラメーカー「ライカ」。フィルムカメラの中身がそのままデジタルになったようなクラシックなデザインが写欲を掻き立てる。
- レンジファインダーによるアナログな撮影体験が味わえる。一枚一枚丁寧に撮影したくなる。
- 超ド級のビルドクオリティ。細部までこだわって作り込まれた道具としての高級感が半端じゃない。
- 約6000万画素の圧倒的な解像感。
- シャッター音が非常に静かで、結婚式や美術館、寝ている子どもの撮影もしやすい。
- 最大撮影枚数約1700枚のロングライフバッテリー。
- 一流ブランドのカメラなので、非常に高価。しかし、その写りと撮影体験は唯一無二。写真家ならいつかは所有したい憧れのカメラだ。
- ズミルックスM f1.4/50mm ASPH. 11728
圧倒的な描写性能を誇るライカの標準レンズ。近接撮影でも細部まできっちりと描き出す。最短撮影距離は45cmとなっている。
まとめ:機能はほぼ変わりなし。価格とデザインで検討しよう
富士フィルムとニコン、さらにプレミアムなLeicaのクラシックデザインカメラ7選をご紹介しました。現在のカメラは機能的な違いはほとんどありません(いずれも高性能)。なので、ボディデザインや画づくりの特徴、予算などを比較してベストな1台を選んでいただければと思います。
それでは良いカメラライフを。
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