みなさん、こんにちは。ドキュメンタリー写真家のT-heyです。
2018年8月、妻と1泊2日で新潟旅行へ。この旅の相棒はSONY「α7III」と「FE 12-24mm F4 G」のセット。
12mmという超広角の画角は、まるで目の前の風景全てを飲み込むかのような迫力。広大な海、雄大な夕景、非日常的な風景を写真に収めるには理想的なレンズです。
ただし、超広角ならではの特性を理解しないと、思わぬ歪みが出てしまうことも。
今回は、新潟の海辺や夕景を撮影した作例を交えながら、このレンズの実力と使いこなしのポイントを紹介します。
FE 12-24mm F4 Gの基本スペック
スペック | 詳細 |
---|---|
焦点距離 | 12-24mm |
最大絞り | F4 |
レンズ構成 | 13群17枚 |
最短撮影距離 | 0.28m |
フィルター径 | 装着不可(デメキン設計) |
重量 | 約565g |
このレンズの最大の魅力は 「12mmの超広角でありながらF4通しで軽量」 という点。風景撮影や建築撮影で大活躍する画角でありながら、持ち運びの負担が少ないのは大きなメリットです。
【作例とポイント】12mmの圧倒的な広がり
12mmで撮影すると、目の前の風景がすべて収まるようなダイナミックな構図が可能。
ただし、人物を入れると顔や体が歪みやすいため、撮影位置には注意が必要です。
以下に「JPEG撮って出し」の作例を掲載します。
新潟の海岸を12mmで撮影

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/1600秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:±0EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
遠近感が強調され、奥行きのある写真に仕上がる。海面から空まで一度に収められるダイナミックな構図が魅力。
エスカレーターに乗る妻を12mmで撮影

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/50秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:-0.3EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
視界全体を1枚に収めることができるイメージで、雰囲気を伝えるのに最適。ただし、人物を中央に配置するなど、歪まないようにフレーミングを工夫すると良いです。
12mmの使いこなしポイント
- 風景や建築撮影に最適。広大なスケール感を演出可能。
- 低い位置から撮ると迫力が増す。地面の質感を活かして奥行きを演出。
- 人物は画面中央に配置すると歪みを最小限に抑えられる。
【作例とポイント】24mmの使いやすさ
一方、24mmはオーソドックスな標準ズームレンズの広角端と同じ画角なので、歪みが少なく扱いやすいのが特徴。
夕暮れの街を24mmで撮影

焦点距離:24mm | シャッタースピード:1/250秒 | 絞り:F22.0 | 露出補正:-2.7EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
適度な広がりと自然な遠近感で、ドラマチックな夕景を表現。
旅行スナップを24mmで撮影

焦点距離:24mm | シャッタースピード:1/160秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:+0.7EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
人物や風景のバランスが取りやすく、構図の自由度が高い。
24mmの使いこなしポイント
- スナップやポートレートにも適した画角。
- 歪みが少なく、初心者でも構図が決まりやすい。
- 旅行レンズとして万能。風景も人物もバランスよく撮れる。
【作例ギャラリー】JPEG撮って出し

焦点距離:24mm | シャッタースピード:1/2500秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:±0EV | ISO:200 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
海の家を24mmで撮影。自然なパースが気持ちいい。

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/60秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:+0.7EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
12mmで隣に座る妻の足を撮影。
画面の端にあるふくらはぎが極端に膨張し、妻いわく「ディズニーアニメの足みたい」と。

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/500秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:±0EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
12mmで妻を画面端に配置して撮影。横方向に体が伸びた。

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/30秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:+0.7EV | ISO:400 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
こちらも横方向に体が伸びた。人物を入れた構図は配置場所に注意が必要。
- 焦点距離:24mm | シャッタースピード:1/30秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:±0EV | ISO:250 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
- 焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/80秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:-0.3EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
24mmと12mmの違いを確認。左は24mmなので自然。右は12mm画角で顔が中央付近にあるため、小顔効果が絶大。

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/30秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:+1.0EV | ISO:500 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/1250秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:-0.3EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
風景をまるごと切り取れるのが魅力。

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/100秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:-0.3EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
運転席から助手席の妻を撮っても全身が写せる。狭い部屋や車内をとても広く見せる効果もある。

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/500秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:-0.3EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
- 焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/800秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:±0EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
- 焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/320秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:±0EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
↑車の歪みも半端ない。

焦点距離:24mm | シャッタースピード:1/200秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:±0EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
鉄分の多い地下水を融雪パイプから流すため、新潟の一部地域のアスファルトは赤茶色に錆びたような色をしています。

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/250秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:±0EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
広々と写せる超広角スナップは、どんな場所を旅したかーという記録をつけるのにも役立ちます。

焦点距離:24mm | シャッタースピード:1/500秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:±0EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/1600秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:-1.0EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
12mm画角では建物が大きく迫り出してきます。

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/320秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:-0.3EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/60秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:-0.3EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/160秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:-0.3EV | ISO:100 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/30秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:+1.3EV | ISO:160 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
遠近感を極端に強調するのも自由自在。

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/30秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:-0.3EV | ISO:200 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G

焦点距離:12mm | シャッタースピード:1/30秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:-1.0EV | ISO:1250 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G

焦点距離:24mm | シャッタースピード:1/30秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:±0EV | ISO:1250 | WB:4200K | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
海鮮丼をいただきました。

焦点距離:24mm | シャッタースピード:1/30秒 | 絞り:F4.0 | 露出補正:+1.0EV | ISO:3200 | WB:太陽光 | クリエイティブスタイル:スタンダード | 使用機材:SONY α7III + FE 12-24mm F4 G
作例は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は上越市立水族博物館「うみがたり」を本レンズで撮るとどうなるのか、作例を交えてご紹介する予定です。
FE 12-24mm F4 Gはこんな人におすすめ
- 風景や建築をダイナミックに撮りたい人
- 軽量な超広角ズームを探している人
- 超広角の特性を活かしたクリエイティブな撮影をしたい人
- 標準ズームとは違う新しい視点で撮影を楽しみたい人
このレンズは、超広角ならではの撮影表現が楽しめる一方で、特性を理解して使いこなせば唯一無二の写真が撮れるレンズです。
まとめ|FE 12-24mm F4 Gは「買い」なのか?
結論として、FE 12-24mm F4 Gは飛び道具なので、万人におすすめはできませんが、”一度は体感しておきたい画角”としておきます。
- 12mmの圧倒的な広がりは、他のレンズでは味わえない世界で作品の幅が広がる。
- 24mmまでカバーできるので汎用性も高い。
- 軽量コンパクトなので、いざというときのために旅のカバンに忍ばせておくのも◎。
超広角レンズは使いこなしが難しい反面、撮れた写真のインパクトは絶大。
FE 12-24mm F4 Gを手に入れれば、あなたの写真の世界が一気に広がるはずです。
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