みなさんこんにちは。ドキュメンタリー写真家のT-heyです。
今回は2018年に富士フイルムの「X-Pro2」×「XF50mmF2 R WR」と「X100F」を持ち出して撮影した写真をピックアップしてきましたので、作例をご覧ください。
JAZZライブに出かけた際の写真が中心です。
私は過去、各メーカーのカメラボディ約70種類、レンズ約60種類を使い比べてきましたが、機材のスペックを追い求めずに腕を磨こうと、富士フイルムの「X-T5」と「XF33mmF1.4 R LM WR」のみを残して全て売却しました(沼からなんとか這い出しました)。
当ブログでは主に富士フイルム「Xシリーズ」で撮影した写真作例を多数掲載しています。ぜひ、ブックマークをお願いいたします。
富士フイルムは単焦点が楽しい【基本2台持ち】
富士フイルムのカメラは単焦点レンズで撮影するのが筆者のスタイル。当時はさまざまなシチュエーションに対応できるようにと、異なる焦点距離のレンズを2本持ち出して撮影を楽しんでいました。
現場でレンズ交換してセンサーにチリがつくのが嫌だったので、ボディも基本2台体制でした。
今回の作例も換算35mmの「X100F」と換算75mmの「XF50mmF2 R WR」で撮影。
この組み合わせの他にも「XF18mmF1.4 R LM WR」(換算27mm)と「XF33mmF1.4 R LM WR」(換算50mm)の2台持ちといった具合で、およそ2倍の焦点距離のレンズを持っていくと被写体を違った表情で捉えることができるのでおすすめです。
作例36枚(JPEG撮って出し)
それでは作例をご覧ください。
フィルムシミュレーションは「ASTIA/ソフト」と「モノクロ」中心です。
画像クリックで▶️スライドショー形式でもご覧いただけます。
シャッタースピード:1/640秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
6年前ぶりにこの写真を見ましたが、「ASTIA/ソフト」ってこんなに黒が締まってたかな? という印象を受けました。気のせいかもしれませんが、センサーのダイナミックレンジが現行より狭く感じます。
シャッタースピード:1/1000秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 × XF50mmF2 R WR
シャドーが激しく潰れています。最近は「クラシックネガ」ばかり使っているので、たまには「ASTIA/ソフト」でスナップしなければと思いました。
シャッタースピード:1/210秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
さまざまなグリーンはうまく表現してくれています。
シャッタースピード:1/200秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
X100シリーズの換算35mmという焦点距離は、当時一番はまっていて使いやすく感じていました。いまは換算50mmレンズしかもっていないので、広角が恋しくなります。
シャッタースピード:1/110秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
ライブ会場到着。長野県岡谷市の「FIVE PENNIES」。
シャッタースピード:1/170秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
写真を撮る人って音楽好きが多いイメージがあります。ちなみに筆者もその一人。
シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
シャッタースピード:1/70秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
店内がおしゃれなので、シャッターを切るだけで絵になります。
シャッタースピード:1/60秒 | 絞り:F2.0 | ISO:1000 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
シャッタースピード:1/60秒 | 絞り:F2.0 | ISO:320 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
シャッタースピード:1/60秒 | 絞り:F2.0 | ISO:6400 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
シャッタースピード:1/60秒 | 絞り:F2.0 | ISO:6400 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
壁に飾られた写真を「X100F」で。
シャッタースピード:1/250秒 | 絞り:F2.0 | ISO:10000 | モノクロ | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 × XF50mmF2 R WR
続いて同じ場所を「XF50mmF2 R WR」で撮影。
換算75mmの焦点距離は写真を始めた当初から好きでした。
余計なものの写り込みを防ぎ、すっきりとした構図にまとめられるのでおすすめです。
シャッタースピード:1/250秒 | 絞り:F2.0 | ISO:10000 | モノクロ | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 × XF50mmF2 R WR
シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.0 | ISO:6400 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
「X100F」の換算35mmは適度に周りの状況を記録しつつ、メインの被写体を立体的に描けます。
シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.0 | ISO:10000 | モノクロ | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 × XF50mmF2 R WR
続いて同じオブジェを「XF50mmF2 R WR」で撮影。切り取り感が強く、主題を強調しやすい画角です。やはり単焦点レンズ2本持ちは楽しい。
シャッタースピード:1/60秒 | 絞り:F2.0 | ISO:1250 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 × XF50mmF2 R WR
カメラも記念撮影。「X100Ⅵ」はさすがに値上がりし過ぎだと思いますが、X100シリーズはやっぱりかっこいいです。
シャッタースピード:1/160秒 | 絞り:F2.0 | ISO:6400 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
「X-Pro3」がディスコンになって久しいですが、「X-Pro4」の噂はまだ聞こえてきませんね。いったいどんな機種になることでしょう。
希望としては、ボディ内手ブレ補正搭載とファインダーの見えの改善、チルト液晶で出してほしいです。
ボディは真鍮製のブラックペイントか「X-Pro3」で選べたデュラテクトブラックでお願いします。笑
シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.0 | ISO:6400 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.0 | ISO:6400 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
シャッタースピード:1/160秒 | 絞り:F2.0 | ISO:6400 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.0 | ISO:6400 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.0 | ISO:6400 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
店内の置物をスナップ。撮れた写真はこちら↓
シャッタースピード:1/250秒 | 絞り:F2.0 | ISO:10000 | モノクロ | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 × XF50mmF2 R WR
金属とガラスの質感が素晴らしかったです。
フジのモノクロはやっぱり素敵だと再認識。高感度ノイズも味になるので、躊躇なく感度を上げられます。ちなみにグレイン・エフェクトも「強」で掛けています。
シャッタースピード:1/60秒 | 絞り:F2.0 | ISO:1250 | モノクロ | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 × XF50mmF2 R WR
楽器もカメラも使う込むほどに味がでるような長く愛用できるものがよいですね。カメラはかなりデジもの感が強くなってきて進化のスピードが早く、次から次へ買い替えたくなってしまいます。
いっそのことM型LEICAを使えばAFの進化だとかファインダーの画素数だとか気にしなくてもよくなるのでしょうか。
シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.0 | ISO:6400 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.0 | ISO:8000 | モノクロ | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.0 | ISO:8000 | モノクロ | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.0 | ISO:3200 | モノクロ | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
シャッタースピード:1/60秒 | 絞り:F2.0 | ISO:1250 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 × XF50mmF2 R WR
シャッタースピード:1/30秒 | 絞り:F2.0 | ISO:1250 | ASTIA/ソフト | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X-Pro2 × XF50mmF2 R WR
みなさんオーディオはお好きですか? 私は好きですw
JAZZを聴きながら写真を撮ったり見たりすると、クリエイティビティが上がる気がします。
シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.0 | ISO:3200 | モノクロ | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
おしゃれに撮れて嬉しかった写真。自分が撮ったというよりは被写体が撮らせてくれた写真です。
シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.0 | ISO:3200 | モノクロ | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
上の写真を寄りで。こちらもシックな仕上がり。
シャッタースピード:1/60秒 | 絞り:F2.0 | ISO:640 | PROVIA/スタンダード | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
こちらは和食屋さんの廊下で。「PROVIA/スタンダード」は使いやすい色味です。
シャッタースピード:1/125秒 | 絞り:F2.0 | ISO:640 | PROVIA/スタンダード | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
飲み屋の厨房をスナップ。煙が立ち込める店内とよく手入れされた道具たちが美しい。
シャッタースピード:1/75秒 | 絞り:F2.0 | ISO:200 | PROVIA/スタンダード | WB:AUTO(R0,B0) | 使用機材:FUJIFILM X100F
「X100F」は近接性能も高いため、メシ撮りもお手のもの。近接描写はふんわりするのも特徴です。
今回使用したカメラ・レンズ
- X-Pro2
- XF50mmF2 R WR
- X100F
まとめ:やっぱり2台持ちは便利
標準〜中望遠レンズは適度に画面の整理ができてとても便利。とはいえもう少し広角で撮りたいという時に、もう一本広角寄りのレンズがあると便利です。
今回の作例を振り返って改めてそう感じました。
となると何を選ぼうか…。
再び沼の入り口に立ってしまったようです。
いま非常にSIGMA「fp」が気になっています。フィルムシミュレーションに匹敵する多数のカラーモードを搭載しており、「JPEG撮って出し」で作品が完成してしまう手軽さとMade in Japanのビルドクオリティが魅力。
実は以前fpを所有していたのですが、資金繰りのため売却しています。fpの作例もいつか掲載したいと思いますのでご期待ください。
それではよいフォトライフを〜。
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