みなさんこんにちは、ドキュメンタリー写真家のT-heyです。
今回は「昔使っていたレンズの作例を振り返ろう」のコーナー第三弾。
富士フイルムのコンパクトな単焦点レンズ「XF16mmF2.8 R WR」（換算24mm）一本で静岡県浜松市にある「竜ヶ岩洞」（りゅうがしどう）を探検したときの記録写真をお届けします。
洞内のライトアップをこのレンズでどのように表現できたかお伝えします。
ボディは「X-Pro2」、撮影日は2019年12月になります。
富士フイルムコンパクトプライムシリーズを比較検討中の方、「XF16mmF2.8 R WR」の写りが気になる方はぜひご覧ください。
それではどうぞ。
当ブログでは主に富士フイルム「Xシリーズ」で撮影した写真作例を多数掲載しています。ぜひ、ブックマークをお願いいたします。
【作例26枚】ALL開放描写（JPEG撮って出し）
※掲載した画像は長辺2000pxにリサイズし、最高画質設定で保存したものです。閲覧環境により読み込みに時間がかかる場合がありますが、１枚１枚じっくりとご覧ください。
シャッタースピード：1/8000秒 | 絞り：F2.8 | ISO：200 | -2.3EV | クラシッククローム | WB：晴れ(R:-2,B:-2) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
竜ヶ岩洞到着。約2億5000万年前の石灰岩地帯に形成された鍾乳洞で、総延長は1,046mにも及びます。このうち約400mが一般公開されています。
シャッタースピード：1/1250秒 | 絞り：F2.8 | ISO：200 | ±0EV | クラシッククローム | WB：晴れ(R:-2,B:-2) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
チケットスナップは旅の定番です。
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：400 | -1.7EV | クラシッククローム | WB：晴れ(R:-2,B:-2) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
観光地でよく見かける顔出しパネル。とりあえずやっておきますww
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：1250 | -1.0EV | クラシッククローム | WB：晴れ(R:-2,B:-2) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
「XF16mmF2.8 R WR」はコンパクトなので、肩肘張らずにパシャパシャ撮れるレンズです。
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：640 | -1.7EV | クラシッククローム | WB：AUTO(R:0,B:0) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
洞内はライトアップされており、鍾乳洞の造形美を際立たせてくれます。
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：640 | -1.7EV | クラシッククローム | WB：AUTO(R:0,B:0) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
洞内には約50ヶ所もの見学ポイントがあり、それぞれ特徴的な鍾乳石の形状を楽しむことができます。↑このイラストのような造形が形作られていました。
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：1250 | -1.7EV | クラシッククローム | WB：AUTO(R:-4,B:+2) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
洞内という暗所ではF2.8の明るさが活きてきます。ISO感度も極端に上がることなく撮れました。
シャッタースピード：1/40秒 | 絞り：F2.8 | ISO：6400 | -1.3EV | クラシッククローム | WB：2500K(R:-2,B:+3) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
ここからホワイトバランスは、ライトアップの色を活かすため手動調整しています。
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：5000 | -0.7EV | クラシッククローム | WB：2500K(R:-2,B:+3) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
狭い通路や広がりのある空間があり、このレンズでどのように切り取っていくか考えるのが楽しかったです。
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：800 | -3.3EV | クラシッククローム | WB：2500K(R:-2,B:+3) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
手すりのラインライトで奥行き感を強調しました。
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：4000 | -1.3EV | クラシッククローム | WB：2500K(R:-2,B:+3) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
狭い空間でも画角が広いので撮影しやすかったです。
シャッタースピード：1/42秒 | 絞り：F2.8 | ISO：6400 | -1.3EV | クラシッククローム | WB：2500K(R:-2,B:+3) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
見る人に想像力を働かせてもらえるようシャドウを大胆に潰してハイライトを強調。
写真家西田航さんの写真集「GAZE」の表紙っぽい仕上がりww
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：1250 | -2.3EV | クラシッククローム | WB：2500K(R:-2,B:+3) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
洞内最大の見どころである落差30mの「黄金の大滝」。サイバー感がたまりませんww
「WR」（防塵防滴構造）によりアウトドア環境にも強いので、水しぶきが少しくらいかかっても全く問題ありません。
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：2000 | -2.3EV | クラシッククローム | WB：2500K(R:-2,B:+3) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
水平は取らなくてもよいのですw
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：2000 | -2.3EV | クラシッククローム | WB：2500K(R:-2,B:+3) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
ライトアップされた鍾乳石の幻想的な姿は、写真映えするスポットとしても人気。
ぜひ富士フイルムのXシリーズで撮影してみてください。
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：1600 | -1.3EV | クラシッククローム | WB：2500K(R:-2,B:+3) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
広角を活かしてダイナミックな構図で。
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：4000 | -2.0EV | クラシッククローム | WB：2500K(R:-2,B:+3) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
形状が特徴的な鍾乳石を見つけるのも楽しみのひとつ。
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：1250 | -2.0EV | クラシッククローム | WB：2500K(R:-2,B:+3) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：800 | -2.0EV | クラシッククローム | WB：2500K(R:-2,B:+3) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
ライティングの陰影が気持ち良い。
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：2500 | -1.7EV | クラシッククローム | WB：2500K(R:-2,B:+3) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
洞窟資料館では地下空間を発見したときのエピソードなどが解説されていました。
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：1250 | -0.7EV | クラシッククローム | WB： AUTO(R:-2,B:+2) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
近接＆開放F2.8でボケも取り入れられます。
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：500 | -2.7EV | クラシッククローム | WB： AUTO(R:-2,B:+2) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
施設内ではコウモリの餌やりも見学できます。写真暗室のような色合いでした。
シャッタースピード：1/2200秒 | 絞り：F2.8 | ISO：200 | -1.0EV | クラシッククローム | WB： AUTO(R:-2,B:+2) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
ダイナミックな構図が作りやすい換算24mmレンズ。
シャッタースピード：1/480秒 | 絞り：F2.8 | ISO：200 | -1.7EV | クラシッククローム | WB： AUTO(R:-2,B:+2) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
足水施設「ようきた洞」。鍾乳洞見学以外にもいろいろと楽しめる施設でした。
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：250 | -3.0EV | クラシッククローム | WB： AUTO(R:-2,B:+2) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
この日はクリスマスを控え、イルミネーションが飾られていました。
シャッタースピード：1/60秒 | 絞り：F2.8 | ISO：500 | -3.0EV | クラシッククローム | WB： AUTO(R:-2,B:+2) | 使用機材：FUJIFILM X-Pro2 + XF16mmF2.8 R WR
開放F2.8なので低感度で鮮やかに切り取ることができました。
カメラセッティング
今回のカメラ設定は以下のとおりです。
X-Pro2には筆者の大好きなフィルムシミュレーション「クラシックネガ」が搭載されていないので、当時一番フジらしい色味だと感じて使っていた「クラシッククローム」に設定してありました。
- フィルムシミュレーション：クラシッククローム
- ダイナミックレンジ：100%
- ハイライトトーン：-1
- シャドウトーン：-1
- カラー：0
- シャープネス：-3
- 高感度ノイズ低減：0
- 点像復元処理：ON
- グレイン・エフェクト：OFF
使用したカメラ
富士フイルム「X-Pro2」
まとめ：薄暗い環境にぴったり
「XF16mmF2.8 R WR」は薄暗い竜ヶ岩洞の撮影にピッタリのレンズでした。
広角でありながら、鍾乳石のディテールを隅々まで鮮やかに描写する性能が素晴らしかったです。
皆さんは広角レンズでどんな被写体を撮りたいですか？ これからの季節はイルミネーションもおすすめですよ。
このレンズが気に入った方は、ぜひ下記リンクよりご購入ください。
それではよいフォトライフを〜。
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