【コスパ最強】それでも「X-T50」を選ばないたった1つの理由

xf33mmf1.4&x-t5 iPhone 14 Pro Maxで撮影 よもやま話
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皆さんこんにちは、ドキュメンタリー写真家のT-heyです。

カメラ専門店Map Cameraの人気商品ランキング(新品ボディ部門)で堂々の第1位に輝いた我らが富士フイルムの「X-T50」(2024年1月1日~9月15日実績)。このカメラ、位置付けとしてはミドルクラスですが、上位機種であり私も愛用している「X-T5」に迫るスペックとレトロなデザインを兼ね備えたカメラに仕上がっています。

そんな完成度の高い「X-T50」ですが、私にとっては選択肢に入れることができないボトルネックがありますので、今回はその辺りを解説します。両機種を比較検討されている方の参考になれば幸いです。

私は給与収入をほぼすべてカメラ機材に注ぎ込んできた過去があり、ボディは約70機種、レンズは約60本を使い分け各メーカーの操作性や画づくりについて見聞が広がりました。現在の愛機は富士フイルムの「X-T5」と「XF33mmF1.4 R LM WR」のみ。レトロデザインのカメラでエモーショナルな写真を撮るのが趣味です。

「X-T5」vs「X-T50」主要スペック比較

項目 X-T5 X-T50
発売日 2022年11月25日 2024年6月28日
有効画素数 4020万画素 4020万画素
画像処理エンジン X-Processor 5 X-Processor 5
手ぶれ補正 5軸補正(7段) 5軸補正(7段)
ISO感度 標準125~12800 標準125~12800
連写性能 メカ約15コマ、電子約20コマ メカ約8コマ、電子約20コマ
被写体検出 人物(顔・瞳)・動物・鳥・虫・車・バイク&自転車・飛行機・ドローン・電車 人物(顔・瞳)・動物・鳥・虫・車・バイク&自転車・飛行機・ドローン・電車
内臓フラッシュ なし あり
ファインダー 0.5型有機EL 約236万ドット 0.39型有機EL 約236万ドット
ファインダー倍率 約0.8倍 約0.62倍
液晶モニター 3方向チルト式、約184万ドット チルト式、約184万ドット
フィルムシミュレーション 20モード 20モード(専用ダイヤルで切り替え可能)
バッテリー NP-W235(約740枚) NP-W126S(約390枚)
防塵・防滴・耐低温構造 あり なし
カードスロット SDカードダブル SDカードシングル
外寸 幅129.5mm、高さ91mm、奥行き63.8mm 幅123.8mm、高さ84mm、奥行き48.8mm
重量 約557g(バッテリー、メモリーカード含) 約438g(バッテリー、メモリーカード含)

 コスパで選ぶなら「X-T50」一択

センサーや画像処理エンジン、フィルムシミュレーションも全く同じものが搭載されているため、どちらの機種を使っても吐き出される画は同じになります。

コスパで選ぶなら間違いなく「X-T50」ですね。

 「X-T50」を選ばない理由【ファインダーがネック】

ここで私が「X-T50」選ばない理由を解説します。

それはファインダーです。

私は以前キヤノンのフラッグシップ一眼レフカメラ「EOS 1DX MarkⅡ」を使用していました。最高峰のカメラとあって、撮影体験は素晴らしいものでした。

特に気に入っていたのが倍率約0.76倍の光学ファインダー。とにかく広々としていて視認性がよく、長時間覗いていても疲れることがありませんでした。

しかし、ミラーレスのEVFが主流となり、広く滲みの少ないファインダーでなければ目への負担が大きいことに気づきました。ゲームのやりすぎによる乱視も相まってww

Xシリーズのレトロデザインカメラでは唯一「X-T5」のファインダーが大きく、見やすいので気に入っています。

「X-T50」はファインダーが小さく、倍率も低いので目が疲れてしまい、端の像が滲みやすいので長時間撮影することができませんでした。

 フラッシュ内臓など「X-T50」の方が優れている点も

スペック表を見ると「X-T50」の優れている点も見えてきます。

例えば内臓フラッシュ。ファインダー部分にフラッシュが隠されているので、必要に応じてポップアップし、あえて直射させることで「写ルンです」風のエモい写真に仕上げることもできますね。

また、フィルムシミュレーションを物理ダイヤルで選択でき、直感的な操作感が撮影の楽しさを上げてくれます。

 まとめ:基本は「X-T50」でOK

最新機種「X-T50」のスペックを見てみると多くの点で上位機種の「X-T5」と同等の性能を誇っていることがわかりました。

「X-T50」は軽量なレトロデザインでありながら、ボディに若干丸みをもたせることでグリップ感を高めています。さらに内臓フラッシュで撮影の幅も広く、多くの写真愛好家におすすめできる機種だと感じました。

しかし、私にとって撮影を楽しむ重要なポイントとしてファインダーの品質がかなり大きなウェイトを占めるので、「X-T5」を愛用し続けることとなりました。

今回の記事の結論としては、どちらか購入を迷っているならとりあえず「X-T50」で間違いなし!です。しかし、よりエクストリームな環境で撮影する人や連写が必要な人、目が弱ってきてファインダーの見やすさを重視したい人は「X-T5」を購入した方が幸せになれるはずです。

「X-T5」などの作例集は以下に掲載していますので、ぜひご覧ください。それではまた〜。

旅日記(実写レビュー)
レトロなデザインが魅力の富士フィルム「X-Tシリーズ」とフジノンレンズ「XF33mmF1.4 R LM WR」で撮影した作例を多数掲載。実写レビュー形式で撮影時の状況なども解説します。
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