みなさんこんにちは。ドキュメンタリー写真家のT-heyです。
秋も深まり、木々も徐々に色づいてきました。
今回は人気企画フィルムシミュレーションの全比較(紅葉編)を第3部作でお届けします。
赤・オレンジ・黄色・緑のグラデーションになっていたシュガーメイプル(カエデ)の葉、落ち葉、空を見上げた構図の3パターンで、全20種類のフィルムシミュレーションを比較しました。
ぜひ、これからの行楽シーズンの参考にしていただければ幸いです。
当ブログでは主に富士フイルム「Xシリーズ」で撮影した写真作例を多数掲載しています。ぜひ、ブックマークをお願いいたします。


- フィルムシミュレーションとは…
 - 今回の使用機材
 - 撮影状況
 - 作例【全20種類比較】(実質「JPEG撮って出し」)
- ↓【PROVIA/スタンダード】公園編
 - ↓【Velvia/ビビッド】公園編
 - ↓【ASTIA/ソフト】公園編
 - ↓【クラシッククローム】公園編
 - ↓【REALA ACE】公園編
 - ↓【PRO Neg. Hi】公園編
 - ↓【PRO Neg. Std】公園編
 - ↓【クラシックネガ】公園編
 - ↓【ノスタルジックネガ】公園編
 - ↓【ETERNA/シネマ】公園編
 - ↓【ETERNA ブリーチバイパス】公園編
 - ↓【ACROS】公園編
 - ↓【ACROS+Yeフィルター】公園編
 - ↓【ACROS+Rフィルター】公園編
 - ↓【ACROS+Gフィルター】公園編
 - ↓【モノクロ】公園編
 - ↓【モノクロ+Yeフィルター】公園編
 - ↓【モノクロ+Rフィルター】公園編
 - ↓【モノクロ+Gフィルター】公園編
 - ↓【セピア】公園編
 - ↓【全種イッキ見】公園編
 
 - まとめ
 
フィルムシミュレーションとは…
富士フイルムのフィルムシミュレーションは、同社の長年にわたるフィルム開発の経験と技術を活かした、デジタルカメラ向けの画像処理機能です。
撮影意図に合わせてフォルムシミュレーションを選択することで発色やコントラストが変化。誰でも簡単にプロが撮影したような印象的な写真に仕上げることが可能です。
RAW現像の手間をかけずに「JPEG撮って出し」で作品が完成し、専用のアプリでカメラとスマホを繋げば、すぐに友達や家族、SNSで思い出を共有して楽しめます。
2024年10月現在、フィルムシミュレーションは全20種類とバリエーション豊富に用意されています。
今回の使用機材
- X-T5
 
- XF33mmF1.4 R LM WR
 
撮影状況

シャッタースピード:1/180秒 | 絞り:F8.0 | ISO:125 | Velvia/ビビッド | WB:晴れ | 使用機材:FUJIFILM X-T5 + XF33mmF1.4 R LM WR
↑ こちらの公園で撮影した作例を3パターンで掲載していきます。
写真素材は「RAW」データで撮影し、富士フイルムの純正現像ソフト「FUJIFILM X RAW STUDIO」でフィルムシミュレーションを変更しました。
被写体:公園のシュガーメイプル(カエデ)
- 天気:晴れ時々くもり
 
カメラ設定
- 露出モード:絞り優先オート(A)
 - 測光モード:マルチ
 - シャッタースピード:1/200
 - 絞り値:F8.0
 - ISO感度:ISO125
 - 露出補正:-0.7
 - ダイナミックレンジ:100%
 - ホワイトバランス:晴れ
 - WBシフト:R:0,B:0
 - ハイライトトーン:0
 - シャドウトーン:0
 - カラー:0
 - シャープネス:0
 - ノイズリダクション:0
 - 明瞭度:0
 - 点像復元処理:ON
 - カラークローム・エフェクト:OFF
 - カラークローム・ブルー:OFF
 - グレイン・エフェクト:OFF
 - スムーススキン・エフェクト:OFF
 - フォーカスモード:AF-C
 - シャッター方式:MSメカニカルシャッター
 
作例【全20種類比較】(実質「JPEG撮って出し」)
作例は「FUJIFILM X RAW STUDIO」(PC)で現像していますが、同アプリはカメラの画像処理エンジンを使って現像する方式のため、事実上「JPEG撮って出し」の色味となります。
↓【PROVIA/スタンダード】公園編
バランスの取れた色味で使い所を選ばない。
↓【Velvia/ビビッド】公園編
鮮やかな葉と緑。ぱっと見の印象は非常に強い。色飽和に注意が必要。
↓【ASTIA/ソフト】公園編
スタンダードの鮮やか版的な位置付け。
↓【クラシッククローム】公園編
ドキュメンタリー調。あまりこの被写体には向かなかったかな。
↓【REALA ACE】公園編
こちらはスタンダードと並び使いやすい色味です。
↓【PRO Neg. Hi】公園編
暗部のコントラストが強め。いまだ使いこなせないモードのひとつ。
↓【PRO Neg. Std】公園編
暗部が柔らかい。
↓【クラシックネガ】公園編
なにを撮っても一瞬で「クラシックネガ」だとわかるクセ強めのモード。一番使用頻度が高い。緑色の発色に特徴あり。
↓【ノスタルジックネガ】公園編
暖色に寄るため秋や夕暮れ時に合いそう。
↓【ETERNA/シネマ】公園編
ほかのモードを見た後だと味気なく感じる。
↓【ETERNA ブリーチバイパス】公園編
こちらもなかなか使い所が見つからないモードのひとつ。
↓【ACROS】公園編
↓【ACROS+Yeフィルター】公園編
↓【ACROS+Rフィルター】公園編
↓【ACROS+Gフィルター】公園編
↓【モノクロ】公園編
↓【モノクロ+Yeフィルター】公園編
↓【モノクロ+Rフィルター】公園編
↓【モノクロ+Gフィルター】公園編
↓【セピア】公園編
↓【全種イッキ見】公園編
- PROVIA/スタンダード
 
- Velvia/ビビッド
 
- ASTIA/ソフト
 
- クラシッククローム
 
- REALA ACE
 
- PRO Neg. Hi
 
- PRO Neg. Std
 
- クラシックネガ
 
- ノスタルジックネガ
 
- ETERNA/シネマ
 
- ETERNA ブリーチバイパス
 
- ACROS
 
- ACROS+Yeフィルター
 
- ACROS+Rフィルター
 
- ACROS+Gフィルター
 
- モノクロ
 
- モノクロ+Yeフィルター
 
- モノクロ+Rフィルター
 
- モノクロ+Gフィルター
 
- セピア
 
まとめ
赤く色づいた公園でフィルムシミュレーション全20種類を比較しました。
お気に入りのシミュレーションは見つかりましたか?どれを使っても画が破綻しないのはすごいことだと感じました。
今回はニュートラルな設定にしてありますが、ハイライトやシャドウ、粒状感など設定できる項目がありますので、ぜひ色々といじって遊んでみてください。
ホワイトバランスを変えるだけでも印象がかなり変わります。
次回は空を見上げる構図で赤い葉を捉えた作例を掲載しますので、ぜひご覧ください。
  
  
  
  




















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