富士フイルムのミラーレスカメラ「X-T5」は最速シャッタースピードが1/180,000と謳われているけど、実際に使ってみたら「1/32,000までしか設定できなかった」という経験はありませんか? 実際に私もこの現象に悩まされ、対処法を見つけるのに若干苦労したので備忘録として記事にしておきます。
【簡単】1/180,000の電子シャッターが切れる設定方法
1/180,000の電子シャッターを切るにはSSダイヤルをある位置に動かす必要があります。富士フイルム公式の取扱説明書サイトに以下の記載がありました。
公式WEBサイトより引用:
s電子シャッター、uメカニカル+電子、w電子先幕+メカニカル+電子のいずれかに設定すると、シャッタースピードダイヤルでシャッタースピードを8000にしたあとにリアコマンドダイヤルで、より高速のシャッタースピードを選べます。
つまり、SSダイヤルを「A」ではなく「1/8000」の位置にして、リアコマンドダイヤルを回す必要があるんですね!
早速この説明のとおりに設定を変えたら一発で問題解決。晴天のビーチやゲレンデなどの照り返しが強い環境下でも大口径レンズの開放撮影ができるようになりました。
まとめ:SSダイヤルを8000に設定すれば最速シャッターが選べる
高性能なセンサーを搭載し、高い精度で露光時間制御ができるようになった富士フイルムのレトロデザインカメラ「X-T5」。最速の1/180,000の電子シャッターを切るには、シャッタースピードダイヤルを「8000」の位置に設定する必要があることがわかりました。
正直、かなり不便な設計だと思いましたが、晴天でも明るい単焦点レンズの絞り開放で撮影を楽しむためにはぜひ覚えておきましょう。
今まで諦めていた条件下で作品づくりができるようになるのはありがたいことですからね。
なお、1/180,000の高速シャッターでも、動きの速い被写体を撮影した場合は画像の歪み(ローリングシャッター現象)が発生する場合があるのでご注意ください。
今回の記事は以上です。それでは楽しいフォトライフを~。
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