【作例17枚】EOS M6 MarkⅡで捉えた自然と歴史の息吹 | 長野・戸隠神社
旅日記(実写レビュー)
2025.01.19
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みなさん、こんにちは。ドキュメンタリー写真家のT-heyです。
2020年4月5日、僕たち夫婦は快晴の空の下、長野県の戸隠神社で五社めぐりを楽しみながらスナップ撮影をしてきました。前日は善光寺周辺で撮影を楽しみ、信州の歴史ある街並みや自然を改めて感じたばかり。
今回訪れた戸隠神社では、壮大な杉並木や苔むした建物、神秘的な雰囲気が広がり、写真を撮りながらその美しさを堪能しました。
使用したカメラはキヤノンEOS M6 MarkⅡにEF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMの組み合わせ。軽量で携帯性に優れたこのカメラは、長い参道を歩きながら撮影するのにも使いやすく、さらにローキーな写真表現が僕の感性にぴったりでした。
この記事では、戸隠神社で撮影した作例とともに、その魅力をお届けします。
私は過去、各メーカーのカメラボディ約70種類、レンズ約60種類を使い比べてきましたが、機材のスペックを追い求めずに感性を磨こうと、富士フイルムの「X-T5」と「XF33mmF1.4 R LM WR」のみを残して全て売却しました(その後、厳選した機材を若干 追加しています)。
当ブログでは主に富士フイルム「Xシリーズ」で撮影したJPEG撮って出しの写真作例を多数掲載しています。ぜひ、ブックマークをお願いいたします。
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機材紹介:キヤノンEOS M6 MarkⅡとレンズの特性
今回使用したキヤノンEOS M6 MarkⅡは、コンパクトながら高画質な写真を撮影できるミラーレスカメラです。EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMは広角から望遠までカバーできる高倍率ズームレンズで、風景やスナップ撮影にピッタリの一本。この組み合わせは軽量かつ高性能で、五社めぐりのような長時間の移動を伴う撮影にはうってつけでした。
特に僕が気に入っているのは、ローキーな表現が得意な点です。杉並木の荘厳な雰囲気や、苔むした屋根の静けさをドラマチックに描写できるのはこのカメラならでは。光と影のコントラストを意識しながら撮影することで、自然と歴史が融合した戸隠神社の魅力を存分に引き出すことができました。
【JPEG撮って出し作例】撮影スポット別に解説
青空バックの鳥居
戸隠神社奥社のスタート地点で、最初に目に飛び込んでくるのが大きな鳥居。ここでは青空を背景に鳥居を広角寄りで撮影しました。鳥居を真正面から捉え、太陽の位置を意識することで青空が鮮やかに映え、木製の鳥居が持つ独特の質感を引き立てました。
絞り:F4.0 | シャッタースピード:1/2500秒 | ISO:100 | 焦点距離:24mm | 露出補正:-1.3EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
ポイント:青空と木々を活用することで、シンプルながら迫力のある一枚に仕上げられます。
狛犬のクローズアップ
参道を進むと見えてくるのが狛犬。石像の表面に生えた苔が歴史を感じさせます。ここでは望遠域を使い、狛犬の顔にフォーカス。背景をボカすことで苔の質感や狛犬の表情を際立たせました。
絞り:F6.3 | シャッタースピード:1/125秒 | ISO:160 | 焦点距離:132mm | 露出補正:±0EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
ポイント:望遠で背景をぼかすことで、被写体のディテールが引き立ちます。木陰の柔らかい光がディテールを際立たせてくれます。
赤い随神門と杉並木
随神門は五社巡りの中でも印象的な被写体。朱色の門をくぐると、巨大な杉並木が参道に沿って並び、その迫力に圧倒されます。望遠レンズを使って参道の奥行きを圧縮し、小さく写る参拝者のシルエットをアクセントに。杉の太さや高さがより際立つ構図に仕上げました。
絞り:F3.5 | シャッタースピード:1/320秒 | ISO:100 | 焦点距離:18mm | 露出補正:-0.7EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
絞り:F6.3 | シャッタースピード:1/640秒 | ISO:100 | 焦点距離:150mm | 露出補正:-1.7EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
絞り:F5.0 | シャッタースピード:1/500秒 | ISO:100 | 焦点距離:35mm | 露出補正:±0EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
絞り:F6.3 | シャッタースピード:1/125秒 | ISO:100 | 焦点距離:150mm | 露出補正:±0EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
絞り:F4.0 | シャッタースピード:1/200秒 | ISO:100 | 焦点距離:26mm | 露出補正:-0.7EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
ポイント:望遠で遠近感を圧縮すると、広がりのある参道を印象的に撮影できます。
苔むした屋根と積もった雪
4月の初めとはいえ、残雪がところどころに見られました。苔むした屋根の上に薄く積もった雪が作り出すコントラストは、自然が織りなすアートのようでした。
絞り:F6.3 | シャッタースピード:1/160秒 | ISO:100 | 焦点距離:95mm | 露出補正:±0EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
ポイント:暗部のディテールを大切にしながら露光量を調整すると、より深みのある写真になります。
宝光社と金色のお神輿
五社のひとつである宝光社では、ガラス越しに金色のお神輿を撮影。撮影時は自然光を利用し、ガラスの反射を取り入れることで不思議な世界観を表現。神輿の金色の輝きが、荘厳な雰囲気を一層引き立てていました。
絞り:F4.0 | シャッタースピード:1/50秒 | ISO:100 | 焦点距離:26mm | 露出補正:-2.0EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
絞り:F6.3 | シャッタースピード:1/60秒 | ISO:125 | 焦点距離:150mm | 露出補正:-2.3EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
絞り:F3.5 | シャッタースピード:1/60秒 | ISO:100 | 焦点距離:18mm | 露出補正:-2.0EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
絞り:F4.5 | シャッタースピード:1/200秒 | ISO:100 | 焦点距離:30mm | 露出補正:-2.0EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
絞り:F6.3 | シャッタースピード:1/60秒 | ISO:4000 | 焦点距離:150mm | 露出補正:-2.0EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
絞り:F5.0 | シャッタースピード:1/80秒 | ISO:100 | 焦点距離:39mm | 露出補正:-2.0EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
ポイント:ガラス越しの撮影では、反射を避けるのが一般的ですが、僕の撮影では反射光も取り入れてレイヤー構造にすることで印象的な写真に仕上げています。
撮影を振り返って:戸隠神社とカメラの魅力
絞り:F4.0 | シャッタースピード:1/60秒 | ISO:100 | 焦点距離:240mm | 露出補正:-2.0EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
杉並木の荘厳さ、苔むした建物の静けさ、そして自然が作り出す美しいコントラスト。
戸隠神社は歴史と自然が調和した素晴らしい場所でした。こうした風景を写真に収める際、キヤノンEOS M6 MarkⅡはその軽さと描写力で大いに活躍してくれました。
特にローキーな写真表現が得意な僕にとって、このカメラは感性にしっくりくる一台。歩きながら撮るスナップもストレスなく楽しめました。
戸隠神社でスナップ撮影を楽しむためのポイント
絞り:F5.6 | シャッタースピード:1/400秒 | ISO:100 | 焦点距離:59mm | 露出補正:-1.7EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
絞り:F3.5 | シャッタースピード:1/1000秒 | ISO:100 | 焦点距離:18mm | 露出補正:-0.3EV | 使用機材:CANON EOS M6 Mark Ⅱ + EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
最後に、戸隠神社を訪れる際のアドバイスをいくつかご紹介します。
早朝に訪れると、人が少なく撮影しやすいです。
軽量なカメラを持参すると長い参道の移動も楽になります。
苔むした建物や杉並木を撮影する際は、ローキー表現を試してみると魅力が際立ちます。
季節によって風景が変わるので、春夏秋冬それぞれの魅力を楽しめます。
ぜひ、カメラ片手に戸隠神社の美しさを楽しんでみてください!
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