【作例23枚】富士フイルム「XF33mmF1.4」実写レビュー

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 640 旅日記(実写レビュー)
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皆さんこんにちは。ドキュメンタリー写真家のT-heyです。 愛機「XF33mmF1.4 R LM WR」を「X-T5」にマウントして長野県の最大の湖「諏訪湖」と諏訪大社下社秋宮を散歩してきたので作例を載せておきます。

「XF33mmF1.4 R LM WR」と「X-T5」でスナップ

まずはそれぞれの仕様をご覧ください。

「XF33mmF1.4 R LM WR」スペック

項目 仕様
レンズ構成 10群15枚 (非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚)
焦点距離 f=33mm (50mm)
画角 46.6°
最大口径比(開放絞り) F1.4
最小絞り F16
絞り形式 羽根枚数9枚、ステップ段差1/3ステップ(全22段)
最短撮影距離(撮像素子面から) 30cm-∞
最大撮影倍率 0.15倍
外形寸法:最大径×長さ*1(約) Ø67mm x 73.5mm
質量*2(約) 360g
フィルターサイズ Ø58mm
*1 先端よりマウント基準面まで
*2 レンズキャップ・フード含まず
最短撮影距離30cmがポイント。近年、寄れるレンズが人気を集めており、各社最短撮影距離を縮めてきていますが、このレンズもテーブルフォトなどで活躍しますよ。初代神レンズの「XF35mmF1.4 R」はこのXF33mmF1.4より2cm被写体に寄ることができますが、防塵防滴ではない点やAFスピードと動作音の関係で、私はこちらのレンズを愛用しています。

「X-T5」スペック

項目 仕様
センサー X-Trans CMOS 5 HR (APS-Cサイズ)
有効画素数 約4020万画素
画像処理エンジン X-Processor 5
ISO感度 標準:125-12800、拡張:64-51200
手ぶれ補正 ボディ内5軸7.0段
ファインダー 0.5型有機EL、約369万ドット、倍率0.80倍
液晶モニター 3.0型、約184万ドット、3方向チルト式、タッチパネル
連写速度 最高15fps(メカシャッター)、40fps(電子シャッター)
シャッタースピード 最長30分、最短1/180000秒
記録メディア SDカードスロット×2 (UHS-II対応)
バッテリー NP-W235
撮影可能枚数 約740枚(エコモード使用時)
サイズ 129.5×91×63.8mm
重量 557g (バッテリー・メモリーカード含む)
防塵・防滴 対応
CANON、Nikon、SONYの上位機種には劣りますが、ファインダーが見やすいのがポイント。クラシックな見た目が魅力のX-PROシリーズとX100シリーズのファインダーは正直、にじみなどが気になり見にくいです。富士フイルムの中ではX-T5のファインダーが唯一使用に耐えうるものでした。

 作例集(画像クリックで▶️スライドショーを表示できます)

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F2.8 | SS 1/550 | ISO 125

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F2.8 | SS 1/550 | ISO 125

↑ 諏訪湖の石彫公園を曇り空の下しっとりと撮影。羊の前ボケで立体感を演出。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/3800 | ISO 125

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/3800 | ISO 125

↑ 諏訪湖に繁茂したヒシの除去作業。換算50mmレンズは目で見た風景をそのまま切り取れるイメージ。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/2900 | ISO 125

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/2900 | ISO 125

↑ 湖面に浮かぶ廃タイヤを三分割構図で。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/28000 | ISO 500

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/28000 | ISO 500

↑ ダークな諏訪湖。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/26000 | ISO 500

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/26000 | ISO 500

↑ 流木ハイライトからシャドーまで階調豊かに撮影できた。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/17000 | ISO 500

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/17000 | ISO 500

↑ 葉の1枚1枚まで高精細に描写してくれた。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/9000 | ISO 500

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/9000 | ISO 500

↑ 白鳥が空を舞う。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/32000 | ISO 500

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/32000 | ISO 500

↑湖面の水の質感が見事。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/32000 | ISO 500

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/32000 | ISO 500

↑わかさぎやエビなどが取れる諏訪湖。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/15000 | ISO 500

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/15000 | ISO 500

↑ 諏訪湖周に整備された遊歩道。膝の負担軽減に嬉しいやわらか素材。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/10500 | ISO 500

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/10500 | ISO 500

↑ 絞り開放でもフリンジなどが発生せず安心して撮影できる。X-T5はメカシャッターと電子シャッターを明るさに応じて自動で切り替えるモードがあり、日中でも開放撮影がストレスなく行える。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F8 | SS 1/1900 | ISO 500

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F8 | SS 1/1900 | ISO 500

↑諏訪湖からは富士山が望める。超望遠で切り取るのが最適な場所だが、50mm一本勝負で描く。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F8 | SS 1/750 | ISO 500

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F8 | SS 1/750 | ISO 500

↑船を密度感たっぷりに描く。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/2700 | ISO 125

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/2700 | ISO 125

↑古い被写体とレトロな写りが相性抜群。フィルムシミュレーション「クラシックネガ」で。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 640

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 640

↑ いざ、諏訪大社下社秋宮へ。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 640

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 640

↑ 夏詣というイベントで境内のライトアップも行われていた。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 400

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 400

↑薄暗い環境でもXF33mmの開放F1.4とX-T5の強力な手ブレ補正が心強い。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 1000

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 1000

↑ APS-Cセンサーでも単焦点と組み合わせることで立体感を演出できる。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 800

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 800

↑ 境内にステージが設けられ三味線演奏などが披露された。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 2000

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 2000

↑ ISO2000くらいならノイズ感も気にならない。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 2000

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 2000

↑X-T5のカラークロームエフェクトをかけ、色の飽和を抑えた。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 1600

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 1600

↑ 暗闇に浮かび上がるライトアップ。

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 1000

X-T5 | XF33mmF1.4 R LM WR | F1.4 | SS 1/200 | ISO 1000

↑諏訪大社秋宮。

まとめ:階調と立体感、レトロな写りが魅力

いかがでしたか。 今回も愛機「X-T5」と「XF33mmF1.4 R LM WR」で撮影を楽しんできました。やはり高解像CMOSセンサーの階調と大口径レンズの立体感、フィルムシミュレーションによるレトロな写りに改めて魅力を感じました。

それでは、次回もお楽しみに〜。

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