みなさんこんにちは。ドキュメンタリー写真家のT-heyです。
今回は富士フイルムの大口径プライムレンズ「XF18mmF1.4 R LM WR」で喫茶店とそば屋に出かけたときの作例を掲載します。
このレンズ、資金繰りのため売却してしまいましたが、ブログ掲載のため写真を見返していたらまた欲しくなってしまいました。
購入を検討されている方はぜひご覧ください。
当ブログでは主に富士フイルム「Xシリーズ」で撮影した写真作例を多数掲載しています。ぜひ、ブックマークをお願いいたします。
大口径プライムレンズとは?
こちらのレンズは富士フイルムの大口径プライムというカテゴリーに分類されています。
フジのレンズは「XF35mmF1.4 R」などの神レンズをはじめ、かなり年季の入ったモデルが多くなっており、近年のボディの高画素化に対応できていない現状がありました(ロングセラーの良いレンズが多い証拠でもありますね)。
そこで満を持して登場したのが大口径プライムシリーズです。
次の3本が代表的!
- XF18mmF1.4 R LM WR(換算:27mm)
- XF23mmF1.4 R LM WR(換算:35mm)
- XF33mmF1.4 R LM WR(換算:50mm)
すべてリニアモーター(LM)搭載で、非常に高速なオートフォーカスを実現。
さらに、防塵防滴耐低温構造(WR)を併せ持ち、屋外でも積極的に活用できます。
高級感と一貫性のあるデザイン、高い機能性を持ち合わせた、まさにプライム(最高)なレンズラインナップです。
「XF18mmF1.4 R LM WR」の魅力5選
- 収差が抑えられており解像感が高い
- 作りがよく高級感がある
- 防塵防滴耐低温構造で安心
- 開放F1.4なので広角なのにボケる
- オートフォーカスが早い
上記5つがメリットです。先ほど紹介した大口径プライムシリーズの代表格3本すべてにあてはまる話ではありますが。。
「XF18mmF1.4 R LM WR」のデメリット
- 重さ(370g=キャップ・フード除く)
- 大きさ(最大径68.8mm×長さ75.6mm)
重さと大きさが許容できる人はまったく問題なく、よい相棒になると思います。「X-T5」や「X-H2」などとの組み合わせではバランスよかったです。
しかし、「X-PRO」シリーズや、2024年11月発売の軽量・コンパクトな「X-M5」などとの組み合わせではフロントヘビー感が否めません。
富士フイルムには同じ焦点距離でパンケーキレンズの「XF18mmF2 R」があるので、軽快さを求めるならこちらがよいでしょう。重量はなんと116gです。
【作例24枚+1】(JPEG撮って出し)
コメダ珈琲店でスナップ
みんな大好きコメダ珈琲。
メニューを物色するよめめ。少し絞ってますが、なだらかなボケで立体感がある描写です。
クラシックネガはやっぱりいい。光と影の捉え方が見事です。ハイライトは若干飛ばし気味にすると、味がある描写になります。
開放での作例です。左斜め上から太陽光が入って盛大に針のようなゴーストが。これはこれでオールドレンズっぽくて好み?
クラシックネガは、ガラスやパソコンのディスプレイを撮るとすごく立体感がある写りをします。
天井を見上げて一枚。換算27mmは絶妙な焦点距離です。現在は売却してしまい「XF33mmF1.4 R LM WR」(換算50mm)しか所有していませんが、少し後悔。この2本があれば割といろいろな被写体に対応できたので。
よくいわれるように、焦点距離が足りなくても望遠はトリミングで対応できるけど、広角はレンズ側で写すしかありませんからね。
50mm単焦点一本縛りは楽しいのですが、たまには広角も恋しくなります。
コーヒー到着。ミルクが飛んでますが、ダイナミックレンジ400%に設定しているので影の部分がギリギリ残っています。
ちなみにハイライトとシャドウを-0.5に設定してコントラストを若干下げ、カラーも-2にして色褪せた風合いを出しました。
粒状感を生み出す「グレイン・エフェクト」もかなり効かせています。
うれしいパルプ入りの「サマージュース」。
最短撮影距離が20cmなので、割と寄れるのもポイント。撮影していて寄れないストレスは感じたことがありません。
よめめの好物の「シロノワール」。広角でも開放で手前の料理にピントを合わせるとこれくらいのボケ量が得られます。
簡単に被写体を際立たせられるので、筆者のようにテクニックに自身のない人は開放を積極的に使いましょうww
このレンズは資金繰りのため手放してしまいましたが、広角担当で残せばよかったと後悔。2024年10月現在唯一所有している換算50mmの「XF33mmF1.4 R LM WR」では広々と室内を撮れませんからね。
ちなみに「XF33mmF1.4 R LM WR」で撮るとこのような画角に。
標準レンズらしい整った写りも魅力です。単焦点なら画角違いで2本あると被写体をさまざまな表情で切り取れますね。
地元のそば屋でスナップ
ところ変わって晩ご飯を地元のそば屋さんで食べることに。
暗い車内でも開放F値が低いので、AFもバッチリ。
グレイン・エフェクトをたっぷりと効かせて一枚。
窓の外の夕景が美しい。
「XF18mmF1.4 R LM WR」の27mmという焦点距離は、RICOH「GR」の28mmとほぼ同じですが、GRではここまでボケません。
大口径プライム恐るべしです。
「GR」のコンパクトさと機動力の高さは大変魅力的なのですがね。。売っちゃった。
お茶で温まりながらそばの到着を待ちます。
そばの香りと食感は時間とともに失われていきます。茹でたてを即食べるのがポイント。写真を撮っている暇はありません。いただきます。
そば湯で一息。
ごちそうさまでした。
今回使用したレンズ・カメラ
- XF18mmF1.4 R LM WR
- X-T4
まとめ:やっぱり楽しい単焦点
富士フイルムの大口径プライムシリーズの一翼を担う「XF18mmF1.4 R LM WR」での作例をご紹介しました。
単焦点レンズはやっぱり楽しいですね。
開放F1.4のボケみ、AFスピード、造りのよさ、解像感はやはり申し分ありませんでした。
ボディーサイズによってレンズの重量がネックになる人もいるかと思いますが、一度は富士フイルムの最高の写りを体験していただきたいと思います。
資金に余裕がある方は「XF18mmF1.4 R LM WR」「XF23mmF1.4 R LM WR」「XF33mmF1.4 R LM WR」は揃えておいて損はありません。
その日の気分によって「今日はこの一本」と、縛りプレイを楽しむのも一興かと思いますよ。
それではよいフォトライフを〜。
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