皆さんこんにちは、ドキュメンタリー写真家のT-heyです。
フジXシリーズには「XF35mmF1.4 R」という神レンズがありますが、最新の「XF33mmF1.4 R LM WR」の写りも気になりませんか? 今回は長野県松本市の四柱神社周辺をスナップしながら散策したときの作例を多数掲載しながらその性能と魅力をお伝えします。
合わせたボディはクラシックなデザインが魅力の「X-T4」です。
それではどうぞ。
松本市の風景をXF33mmF1.4でスナップ撮影!驚きの美しさ
XF33mmF1.4は、街スナップに最適なレンズです。松本市の歴史ある街並みや自然を撮影する際、このレンズが持つ画角とF1.4の明るさが驚くほど美しいボケ味と色再現を生み出してくれました。日中はもちろん、夕暮れ時や暗い場所でもクリアな写りを維持できる点が魅力です。
非常に明るい環境でも「X-T4」の電子シャッターを速くし、背景を美しくぼかすことができるため、街スナップに最適です。特に松本市の風情ある街並みでは、その描写力が際立ちます。
四柱神社の門前風景を撮影すると、前景の人物はくっきり、背景は柔らかなボケで表現されます。建物や木々のディテールも見事に捉え、遠近感を活かした美しい一枚が撮れました。
松本市の風景をスナップする際、このレンズの描写力があれば、どんなシーンも芸術的に切り取ることが可能です。
高解像度で細部まで鮮明!ディテールが引き立つ写り
XF33mmF1.4の最大の魅力のひとつは、その圧倒的な解像感です。ディテールまで鮮明に写し出し、写真全体にシャープさと立体感を与えてくれます。特に建物や植物など、質感が重要な被写体に対して、その力を実感できます。
このレンズは高精度な光学設計により解像度が非常に高く、周辺部までシャープな画像が得られます。
松本市内の細かな街灯や路面のテクスチャー、そして遠くの建物の細部までも、まるで目で見ているかのようにくっきりと描写できます。影の部分も潰れずに残り、豊かな階調を感じさせる写真が撮影できました。
ボケが強いと、解像感が失われるのではないかしら?
このレンズでは、ボケ味と解像感が絶妙なバランスで共存しています。被写体のエッジ部分はしっかりとシャープに、背景は滑らかにぼけるため、立体感のある表現が可能です。
XF33mmF1.4の圧倒的な解像感は、どんなシーンでも細部までしっかりと描写し、鮮明で美しい写真を撮影できます。
プレミアムなビルドクオリティ!堅牢性と高級感の両立
XF33mmF1.4は、その外観と手に取った時の感触から、まさに「プロフェッショナル仕様」のレンズであることがわかります。頑丈な金属製の筐体と精密な造りは、高級感と信頼性を感じさせてくれます。
レンズの耐久性や操作感は、長く使うためには非常に重要です。特に、旅行先や長時間の撮影では、信頼できるビルドクオリティが必要です。
長時間歩き回りながらスナップ撮影を行いましたが、XF33mmF1.4は軽量かつ頑丈で、どのような環境でも安心して使うことができました。防塵防滴設計(WR)により、軽い水濡れ程度なら躊躇なく撮影を続けられると思います。
「XF35mmF1.4 R」と比べると、重くて使いにくいんじゃないかしら?
しっかりした作りでありながら、非常にバランスが良く、ハンドリングもしやすい設計になっているので重さは気になりません。
XF33mmF1.4のビルドクオリティは、プロフェッショナルユーザーから初心者まで、全てのユーザーに安心感を与える逸品だと感じます。
速くて静かなAF!瞬間を逃さない信頼感
ストリートスナップでは、瞬間的なシーンを捉えることが重要です。XF33mmF1.4のオートフォーカスは、静かでスピーディー。動きのある被写体も正確にキャッチし、決定的瞬間を逃しません。
オートフォーカスの速さと静かさは、撮影の自由度を高め、特に動きのあるシーンや静かな環境での撮影において有利です。
XF33mmF1.4は驚くほど速くピントを合わせ、瞬間を逃すことなく撮影できました。さらに、動作音が非常に静かなのでキャンディットフォトの撮影にも適しています。
速いAFは精度に欠けることはないの?
スピードと精度を兼ね備えており、どんな被写体でも確実にピントを捉えることができました。
XF33mmF1.4の高速かつ静かなAFは、決定的な瞬間を捉えるための最高のパートナーです。
防塵防滴構造(WR)でどんな天候でも安心して撮影
屋外での撮影は、天候に左右されることが多いですが、XF33mmF1.4はWR仕様のため、雨の日や風の強い日でも安心して使用できます。
WR機能は、アウトドアや旅行での撮影時にレンズを保護し、過酷な環境でも安定したパフォーマンスを発揮します。
撮影中、突然の雨に見舞われても、XF33mmF1.4は問題なく動作するでしょう。風の強い日に砂浜で使用したことがありますが、WRのおかげで安心して撮影が続けられました。山間部などでの撮影でも、大きなアドバンテージとなること間違いなし。
レンズは防水ですか?
正確には防滴です。水中での使用や極端な悪天候下では使用しないほうがいいのですが、鏡胴に水滴が付くぐらいなら問題なし。ただし、撮影後はしっかり水分を拭き取るなどメンテナンスを忘れずに。
XF33mmF1.4なら、どんな環境でも最高の撮影体験を提供し、悪天候でもチャンスを逃しません。
まとめ:このレンズがあなたの撮影スタイルを変える!
XF33mmF1.4は、松本市街の風景を見事に捉え、解像感、AFスピード、そして防塵防滴性能で、どんなシーンでも最高のパフォーマンスを発揮します。
このレンズを手にすることで、撮影の楽しさと作品のクオリティが一段と向上します。これからのスナップ撮影には、ぜひXF33mmF1.4を選んで、感動の一枚を撮影してみませんか?
おまけ:XF33mmF1.4 R LM WR、XF35mmF1.4 R、XF35mmF2 R WRスペック比較
フルサイズ換算約50mmとなる富士フイルムの競合レンズたちとのスペック比較をしてみました。それぞれの特徴を整理してありますので、購入の参考にしてみてください。
項目 | XF33mmF1.4 R LM WR | XF35mmF1.4 R | XF35mmF2 R WR |
---|---|---|---|
焦点距離 | 33mm(35mm判換算: 50mm) | 35mm(35mm判換算: 53mm) | 35mm(35mm判換算: 53mm) |
最大口径比 (F値) | F1.4 | F1.4 | F2.0 |
レンズ構成 | 10群15枚 | 6群8枚 | 6群9枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 7枚 | 9枚 |
最短撮影距離 | 30cm | 28cm | 35cm |
最大撮影倍率 | 0.15倍 | 0.17倍 | 0.135倍 |
フィルター径 | 58mm | 52mm | 43mm |
サイズ (直径 × 長さ) | 67.0mm × 73.5mm | 65.0mm × 50.4mm | 60.0mm × 45.9mm |
重量 | 約360g | 約187g | 約170g |
AF駆動方式 | リニアモーター | ステッピングモーター | ステッピングモーター |
防塵防滴 | あり | なし | あり |
発売日 | 2021年9月 | 2012年2月 | 2015年11月 |
スペック比較のポイント:
- XF33mmF1.4 R LM WRは、最新技術を採用し、リニアモーター駆動の高速かつ静音のAFと高解像度、さらに防塵防滴性能を持つため、悪天候でも安心して使えます。近接性能も高く、テーブルフォトも余裕で撮影できます。
- XF35mmF1.4 Rは、素直な描写で根強い人気があるレンズですが、防塵防滴機能がなく、AFも最新モデルに比べると少し遅めで駆動音も大きめです。Xシリーズの最初期からあるレンズで「神レンズ」とも呼ばれていますね。3本の中で一番寄れるのがポイント。
- XF35mmF2 R WRは、軽量でコンパクトなデザインに加え、防塵防滴性能を備えています。F2の明るさですが、持ち運びやすく手軽に使えるのが特徴です。価格も最も安いので入門用におすすめ。素通しのファインダーを持つX-PROシリーズとのバランスが良いと思います。
どのレンズも用途によって長所が異なるため、撮影スタイルやニーズに合わせて選択すると良いでしょう。個人的には万能で最新の「XF33mmF1.4 R LM WR」が断然おすすめ。
XF33mmF1.4で、これまでにない写りを体感しましょう!
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