みなさんこんにちは、ドキュメンタリー写真家のT-heyです。
長野県諏訪市に位置する立石公園は、その美しい展望と夕日の絶景で知られています。
今回は富士フイルムのカメラ「X-T5」を使用し、フィルムシミュレーション「PRO Neg. Std」を活用して撮影した夕景写真をご紹介します。この公園が夕方になると見せるドラマチックな景色を、どのように表現できたのかをぜひご覧ください。
当ブログでは主に富士フイルム「Xシリーズ」で撮影したJPEG撮って出しの写真作例を多数掲載しています。ぜひ、ブックマークをお願いいたします。
PRO Neg. Stdの特徴と活用シーン
富士フイルムのフィルムシミュレーション「PRO Neg. Std」は、もともとポートレート写真を意識して開発されたものです。その特徴は以下のとおりです。
- 自然な色再現:肌の質感を引き立てる柔らかい色調。
- 控えめなコントラスト:シャドー部の豊かな階調を保ちながらも黒つぶれを防止。
- 多用途性:ポートレート以外にも風景や夕景撮影に適応。
今回はその豊かなシャドー階調を生かして、コントラストの強い夕景の撮影に活用しました。ポートレート作例はありません。。
実際の撮影:立石公園の夕景
(1) 撮影条件
- 日時: 秋の夕方(16:00頃)
- 使用カメラ: 富士フイルム「X-T5」
- 設定:
- フィルムシミュレーション:PRO Neg. Std
- ホワイトバランス:晴れ
- ダイナミックレンジ:100%
- ハイライトトーン:±0 or -0.5
- シャドウトーン:±0 or +0.5
- カラー(彩度):±0 or +4
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム・ブルー:OFF
- グレイン・エフェクト:OFF
(2) 撮影のポイント
夕日は強い光を放ちますが、そのコントラストに負けないように、シャドー部の階調を意識しました。PRO Neg. Stdは、暗部の階調を自然に引き出し、夕日の輝きと調和させます。特に、空と地上の間の明暗バランスを取るのに最適でした。
【作例16枚】JPEG撮って出し
※掲載した画像は長辺2000pxにリサイズし、最高画質設定で保存したものです。閲覧環境により読み込みに時間がかかる場合がありますが、1枚1枚じっくりとご覧ください。
諏訪市の国道20号線(甲州街道)沿いには多くの酒蔵が集中。約500メートルの間に5つの老舗酒蔵が立ち並んでおり、「諏訪五蔵」として知られています。こちらの作例には「真澄」ののぼり旗が。このほか、舞姫、本金、横笛、麗人があります。
「元町」の信号交差点を山側に上り立石公園へ。
到着後、1枚目のカット。女性4人組みが諏訪湖に向かってポーズをきめていました。右のお2人が先に手を下ろしてしまったのが惜しかったです。。
ハイライトが若干飛んでいますが、影も潰れず、階調が豊かに表現できました。
立石公園は大ヒットアニメ映画「君の名は。」の聖地としても有名です。
芝生のディテールや看板の立体感など、リアルさが際立っている1枚。ニュートラルな色味なので、後処理にも向いている印象です。
日陰部分の南天の実が独特な色で写ります。
石のベンチの座面に露出を合わせていますが、シャドー部もしっかりと階調が残っています。
展望台や遊具などもあり、カップルから家族連れまで楽しめます。
空も自然な色で撮影できました。
カラー+4に設定して撮影。若干鮮やかになりましたが、やはり優しい色味。
ローキーで撮影した落ち葉も深い色味が出せて好みでした。
日没後の駐車場。車の艶感が美しい。
薄明光線をドラマチックに撮影できました。雲の中にある山並みもしっかりと確認できます。
この写真のみシャドウトーンとハイライトトーンをともに+4に設定し、オブジェのメリハリを強調しました。
夏場は毎夜、花火が打ち上がります。
↓ここからは撮影場所が違います。
長野県諏訪郡富士見町の「ホテル八峯苑 鹿の湯」から白樺林を望む。風景撮影にもよさそうですね。
影から浮かび上がる薔薇のつぼみをミニマルな構図で撮影しました。
なぜ富士フイルム「X-T5」なのか?
(1) X-T5の魅力
- 高解像度のセンサー:4020万画素でディテールまで鮮明に描写。
- 直感的な操作性:アナログライクなダイヤル操作で撮影を楽しめます。
- 充実のフィルムシミュレーション:PRO Neg. Stdを含む20種類の表現力。
(2) フィルムシミュレーションで広がる表現
他のカメラでは得られない富士フイルム独自のフィルムシミュレーションは、色再現性の高さでプロ・アマ問わず評価されています。「JPEG撮って出し」で印象的な色味の作品が完成してしまうので、編集の手間を省けます。
購入を検討している方へ
夕景だけでなく、ポートレートや街撮り、旅行写真など幅広いシーンで活躍する富士フイルム「X-T5」。PRO Neg. Stdを含む多彩なフィルムシミュレーションが写真表現を豊かにします。
公式サイトで「X-T5」をチェックする:フジフイルムモール
まとめ:X-T5とともに新たな写真体験を
今回の撮影では、「X-T5」の魅力とPRO Neg. Stdの優れた描写力を実感しました。このカメラがあれば、どんな場面でも思い描いたとおりの写真が撮れること間違いなし。
次の休日は、あなたも「X-T5」を手に撮影に出かけてみませんか?
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