富士フイルム「X-T5」メリット・デメリット【本音レビュー】

xf33mmf1.4&x-t5 iPhone 14 Pro Maxで撮影 よもやま話
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皆さんこんにちは。ドキュメンタリー写真家のT-heyです。
今回は愛用のカメラ「富士フイルム X-T5」について、その魅力ともう一歩だと思う点を書こうと思います。

購入検討されている方は理想のカメラをゲットするためにぜひ参考にしてみてください。

私は給与収入をほぼすべてカメラ機材に注ぎ込んできた過去があり、カメラボディは約70機種、レンズは約60本所有していました。 ミニマリズムという考え方に出会ってから所有機材を富士フイルムの「X-T5」と「XF33mmF1.4 R LM WR」のみに厳選しました。

↓↓↓作例も載せていますのでぜひご覧ください↓↓↓

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 「X-T5」のGoodポイント

  • フィルムシミュレーション搭載。特に「クラシックネガ」「クラシック・クローム」
  • シャッター音がおしゃれ&シャッターボタンが軽め
  • フイルムカメラ風のレトロデザイン
  • バッテリー持ちがよい
  • カメラ内RAW現像
  • 手ぶれ補正の効き
  • 3方向チルト式モニター
  • 低輝度フォーカス性能が良い
  • 富士の中ではファインダーが見やすい
  • SDカードダブルスロット
  • アプリとの連携が神

それぞれ解説します。

 フィルムシミュレーション搭載【特に「クラシックネガ」がGood】

私は RAW現像をしない(正確にはやり方がわからないww)ので、JPEG撮って出しの色味で写真が完成してしまうフイルムシミュレーションを搭載している点が素晴らしいと感じています。

フィルムカメラで撮影したような風合いが楽しめる「クラシックネガ」が特にお気に入りで、ほぼ固定で使っています。というか富士フイルムのカメラは、クラシックネガを使うために買ったようなものです。そのくらい気に入っています。

仕事で使うカメラを選ぶとすれば素直なデータが得られるCANON機が一番よいかもですが、私は趣味的写真家なので正確な色味で撮る必要はありません。

 シャッター音がおしゃれ&シャッターボタンが軽め

シャッター音がライカっぽくて好きです。実際にライカを使ったことはありませんが、YouTube動画で見たM型のシャッター音に似ている気がして気持ちが高まります。

X-PROシリーズのシャッター音が一番それっぽいのですが、X-T5も負けていませんでした。

 フイルムカメラ風のレトロデザイン

レトロデザインのカメラは他にもX100シリーズとX-PROシリーズなどが代表的ですが、一眼レフスタイルのデザインが気に入っています。

実はデザイン的にはX-PROシリーズが一番好きで、一時期なぞに5台所有していました。デュラテクトブラックが超かっこよかったのですが、後述するファインダーの相性が悪く手放してしまいました。

 バッテリー持ちがよい

エコノミーモードで740枚撮影可能ということで、新映像エンジンの省電力性能が光ります。一眼レフカメラに追いついてきて嬉しい限り。一泊二日の旅行に持ち出しましたが、途中充電せずにバッテリー1本で賄えました。

 カメラ内RAW現像

RAWで撮影すれば、カメラ内で色々なフイルムシミュレーションをあてて現像できます。被写体との雰囲気が合わなかった場合や露出での失敗が減りますね。ただ最近はJPEGのみで撮影するようになったのであまり恩恵は受けていませんが機能が搭載されていることはよいことです。

カメラ内RAW現像ができないのは「SONY」くらいかな?

 手ぶれ補正の効き

7段分の補正効果で高画素化しても安心して手持ち撮影できます。三脚は基本使わないので、薄暗い環境などでの撮影で助けられています。

 3方向チルト式モニター

より写真家向けにシフトし、チルト液晶となりました。光軸がずれず、ウエストレベルでの撮影もスムーズに行えます。

 低輝度フォーカス性能が良い

-7EVまで対応の暗所AF性能。実際にはそこまで暗い環境で撮影することは稀ですが、どんな暗い場所でもAFが効くという安心感が嬉しいですね、

 富士の中ではファインダーが見やすい

富士フイルムのクラシックデザインの代表的なカメラには、X100シリーズとX-PROシリーズがあります。両シリーズ所有していましたが、ファインダーの性能がいまいちで手放してしまいました。

どちらも倍率が低く、少しでもファインダーのセンターから瞳がずれると滲みがでて自分的には使い物になりませんでした(目が疲れます)。

しかし、X-T5は倍率が0.8倍と大きく、像の流れも気になりませんでした。もちろん性能的にはCANON、Nikon、SONYの方が数段上ですが、あくまでも趣味的写真家なのでそこまで求めません。

 SDカードダブルスロット

やはりダブルスロットはデータ保護の安全性や容量的な面からも安心ですね。

 アプリとの連携が神

スマートフォンアプリでの画像取り込みがとても快適です。通信のつながりやすさ、転送速度など満足のいく出来栄え。さらにファームウェアアップデートもスマホ経由で行えるのでかなり便利です。

 もう一歩だと思うところ。

もう一歩だと思うところを以下にまとめました。
  • フィルムシミュレーションのパラメーターいじりが欲しい
  • 画素数(2400万画素くらいが理想)
  • オートフォーカス性能が低め
  • 電源OFF時にシャッター幕が閉じない
  • グリップが浅め
  • レンズの周辺光量補正がOFFできない
  • ファインダーコーティング剥離問題

それぞれ解説します。

 フィルムシミュレーションのパラメーターいじりが欲しい

これはSONYのクリエイティブルックとの比較になるのですが、富士のフイルムシミュレーションはいじれるパラメーターが少ないので、画づくりの自由度が低めです。

まぁ、そのおかげで唯一無二の写真が撮れる訳なのでこれは気にしない方がよさそうですねww 微妙な色味はホワイトバランス(WBシフト)で調整しましょう。

 画素数(2400万画素くらいが理想)

X-T5の約4020万画素は正直不要です。バランスのよいところで2400万画素くらいがよいかなと。大きくプリントするわけでもなければ等倍表示にしてディテールをチェックするわけでもありませんから。データの取り回し的にも画素数は据え置きでよかったかもです。

 オートフォーカス性能が低め

シングルAFは問題ありませんが、追尾系のAFは他社には劣ります。しかしながらX-T5でスポーツ撮影するわけでもないので、これは関係ありませんね。

家族写真や静物を撮るのですから。

 電源OFF時にシャッター幕が閉じない

この機能も各社つけてきていますが富士はいつ搭載されるのでしょうか。私、過去にX-T4を3台所有していました。デザインやシャッターフィーリングなどが好きだったという理由以外に、レンズ交換でセンサーにチリを付けたくなかったからです。

お気に入りの純正単焦点レンズ「XF18mmF1.4」、「XF33mmF1.4」、「XF50mmF2」をそれぞれマウントし一切レンズ交換することなく使用していました。

このような不毛な行為を避けるためにも、ぜひ電源OFF時はシャッター幕が閉じてセンサーを保護する仕様にしていただきたいと思っていますwww

 グリップが浅め

グリップは浅めですが、これもまぁ気にしません。富士フイルムのカメラは単焦点レンズをマウントして使うものだと思っているので、そこまで重量が重くなることもなく浅いグリップでも十分ホールドできます。

グリップが深くなるとデザイン性が損なわれるのでここもバランスですね。

 レンズの周辺光量補正がOFFできない

レトロな写りが魅力の富士フイルムなので、レンズの周辺光量補正OFFの項目を作っていただきたいです。現状、周辺光量補正を切ることがないので、端正な写りになりすぎてしまいます。

アーティスティックな表現をするためにも、ぜひお願いしたいところですね。

純正Mマウントアダプター経由でなら各種充実した補正ができるのですが、私はAFでパシャパシャ撮りまくる派なので。

でもM型ライカもとても気になる存在です。

 ファインダーコーティング剥離問題

ネット上でX-T5のファインダーコーティングのひび割れや剥がれの報告が見られます。部材由来のものなのか、特定のロットでの事象なのかわかりませんが、多湿の環境下で起こりやすいという噂です。

幸い私の個体はヒビなど発生していませんが、防塵防滴を謳っているカメラですので、しっかりとした設計をお願いしたいですね。

 まとめ:総合的におすすめのカメラということは間違いなし

いかがでしたか。X-T5を発売直後に購入した私の長期使用レビューをお届けしました。

結論、トータルで見ると買いのカメラということにいたします!

もう一歩というポイントもいくつか挙げましたが、気にならない人は気にならないでしょうし、次世代機で改善される可能性もありますので期待して待ちましょう(富士フイルム内部の方見てくださいwww)。

↓↓↓作例も載せていますのでぜひご覧ください↓↓↓

旅日記(実写レビュー)
レトロなデザインが魅力の富士フィルム「Xシリーズ」などで撮影した作例を多数掲載。

それではまた〜。








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